文学・映画・音楽・テレビ・ビテオ・少女マンガなど、1990年代の女性表現の可能性を求めて、今、新しい問題を提起する。
サラリーマンにとっても、経営者にとっても身につけておきたい経営学。基礎知識から最新のテーマまでやさしく解説。企業の経営学だけでなく、あなた自身の人生設計を考えるための“個人の経営学”も紹介。
『レディース・コミック』は、漫画界に彗星の如く登場し、その過激な内容と表現で、あれよあれよという間に“1カ月60誌、年間累計1000万部”を誇るまでに定着した。このジャンルの成功の理由を、元レディ・コミ編集者が、版元及び作家の事情、そして読者である女性を分析、解明する。大きな話題を呼んだ同書に、その後の情勢の動きを加筆した増補改訂版。
現実がことばを、ことばが現実の認識を形づくる。この日本語社会は、おんなをどう規定し、おんなの生き方をどう支配しているのか-。日本語における〈言語と性差〉研究、初の論集。
茂太流、人の心を読むコツ・人を動かす秘訣。
「自分は誰?」という、女性自身の問いなおしを縦糸に、現代アメリカ女性作家による作品を、フェミニズムの観点から精致に分析、検証する。
症候からみた診断マニュアルの決定版。白衣のポケットに入る研修医の必携書。欄外に診断のポイントをやさしく掲載。
女子大の実態、ユニークな校風、創立者の個性…。女子大出身者・関係者のナマの声でその「よさ」を再考察する。
本書は、心の一生-ライフサイクルの基礎理論と、ライフサイクル全般にわたる女性の心の発達プロセスを総合的に解説するとともに、性の受容、進路選択、職業への関与のあり方、家庭作り、妊娠・出産・子育て、老いの受容や老いの看取りをめぐる問題など、今日、特に女性のあり方が問われている問題について心理学的視点から述べた。
かつて出産は試練と危険を意味していた。17、18世紀南フランスの豊富な事例を中心に、医療化される以前の出産のあり方と変容の過程を探る。
「女性は自然の奇形である」としたアリストテレスに始まり、女性の性質に関する科学的な興味には長い歴史がある。しかし、ヴィクトリア時代(1837-1901)に興隆した性差の科学ほど、誤謬と偏見に満ちたものはなかった。当時の科学者や知識人たちは、解剖学、生理学、進化論的生物学、自然人類学、心理学、社会学など、最新の学問の成果を駆使して、女性は男性より劣っていることを必死になって証明しようと試みたのである。すなわち、「女性は未熟な男性」で、「一種の未開人」として位置づけられる…。本書はこうした性差の科学を豊富な事例とともに分析し、世紀末の科学思想、社会思想の背景にあった人間のヒエラルキーの虚妄をあぶりだした一書である。