攻撃行動に重要な役割を果たす「古脳」と、知性をつくる「新脳」のしくみ、そして性ホルモンにあやつられるこれら古脳と新脳のすがたを追うことで、現代人の行動の謎を明らかにした力作。
女性史・女性学の成果。「女らしさ」をはじめ、文化として形づくられた女性像を問い直し、男性中心の思考法を再検討する。新しい女性像を確立するために。
マンガとキーワードで見る、知ったかぶりクラシック音楽の世界。
変化の直中にあるアボリジニ社会。その歴史的背景や社会的実践のあり方を、しなやかで力強い生き方を見せる女性たちに着目して描き出す民族誌。男女の関係や平等のあり方は決してひとつではないことを示し、人類学的方法のオルターナティブを提案する。
本書は、わが国で行ってきた労働衛生工学の各課題はもとより、欧米のインダストリアルハイジーンで扱っている課題まで広く網羅して、労働衛生の国際化にも対応できるように考えている。
子どもの育ち方や遊び、女性の表出的役割などから、「自分探し」、ノスタルジー、孤児物語、ユーモアに至るまで、業績達成を超えて自由を考察し、アイデンティティを再編する。
女性は言語能力にすぐれ、男性は空間把握能力にすぐれているー男性と女性の脳の違いについて、一般にこう考えられてきた。しかし本書が展開するのは、「共感」と「システム化」という、まったく新しいアイディアである。女性型の脳は他者の気持ちをわがことのように感じ、男性型の脳はシステムを理解し構築するようにつくられているのではないか。「心の理論」を発展させ、身近な事例を豊富に示した最新科学の成果。
脳のしくみ、こころの法則を使いこなそう。どうして、わたしって、こうなの?困ったときには、脳とこころのメンテナンス。じっくり「わたし」と向きあうことができる10章。
儲かる売春儲からない売春、プロの売春アマの売春、リスクの高い売春低い売春、売春に向くコ向かないコ…。変容する売春ビジネスを具体的に提示し、彼女たちの複雑な心理を鮮やかに描く、元風俗嬢による渾身のノンフィクション。
ヴァギナは、女性の快楽の住処であり、男性たちを魅惑してきた神秘の泉であり、世界の創造の起源である。しかしながら、長い歴史の中で、その名を呼ぶことさえ憚られ、神秘のベールに包まれてきた。本書は、世界的なセクソロジー学者によって、解剖学的な知見から、女性の快楽やオルガスムの神秘、世界のさまざまな文化における不可思議な風習まで、古今東西の「女性の秘密」をめぐる驚くべき歴史を、医学史・文化人類学・最先端医学など広大な視野から探究した、世界でも初めての図説・文化史である。
“ジェンダー”と女性の“病”が交差するトポスでいま、何がおこっているのか?理論と実践、大学と現場、個人と社会はどう関わるかを真摯に問いかける気鋭の論集。行政・NPO・研究に携わる9人の報告。