本書は、NIH女性健康局と国立看護研究所が中心となって91年に開催されたワークショップ「出生前遺伝検査ー女性への衝撃」の講演記録を元に刊行されたものである。
本書は、「言語研究の現時点から未来への展望」を中心とした学術的論考を編集したもの。
長年にわたって、女子学生を教えている教授たちが、インタビューとデータで描き出す現在の女子学生の素顔-そのパワーと限界。そして、日本社会が彼女たちにのぞむもの。
男女の愛をめぐる謎を究明するために、ドイツの有名なマックス・プランク人間行動学研究所が、大規模な調査と実験のプロジェクトを組織した。そのチーフをつとめた著者が、日本での比較実験と米国での研究も参照しつつまとめたのが本書である。驚くべき事実の紹介とともに、男女の駆け引きの裏に秘められたメカニズムと生物学的な法則を明らかにする。
本書は、部下や同僚の女性に自信をもって接しきれない、愛すべき男たちを対象に書いた。常々女性の行動様式にはクエスチョンマークを感じる-という向きにも、ぜひ読んでもらいたい。
行動心理学から新時代を読む渾身の書下し!今の時代のトレンドセッターとしての女性たちの行動そのものを追いながら、むしろその行動をつき動かしている心理学的な情動のしくみを明らかにしてこれからの時代の予測をし、男女の幸福、人間の幸福を考える。
元始、女性は太陽であったのか。人類の歴史を書き変える性考古学の快著ついに登場!日本はもちろん世界の考古・古代史家が置き去りにしてきたジェンダーの視点から新しい先史・古代史像を構築しようとする画期的な試み!考古・歴史ファン、女性読者、必読。
日本の中の関西の地位、関西から見た日本の姿を鋭く分析する。21世紀を目前に控え、いま日本が置かれている現状は決して安閑としたものではない。この混迷する日本とその中での関西の果たす役割について、関西を中心に活躍する各界の論客が熱く語る。
本書は、2部構成からなる。第1部は組織論の新しい研究動向を取りあげ、「新しい組織論」を創造することである。そして、第2部は、人的資源論の現代的なトピックス(課題)をいくつか検討し、日本的経営の展望を第1部とあわせて提示する。
本書は、経営学という枠組みの中で、大学生が身につけておくべき組織、とりわけ企業の中の職務、人間関係、企業のシステム等に関して記述した。とくにベンチャービジネスの考え方や実態、また短大生等への基本教育も配慮して、女性起業家の実像にも触れる。
高齢化、少子化の進行に伴って生産人口が減少する一方で、女性の高学歴化は進み、就業意欲も高まっている。女性の労働市場参入によって、税収は増え、家計所得が増加し、社会保障負担も減少するにもかかわらず、なぜ女性は非正規労働、補助的仕事に就かざるを得ないのか。はたらく女性をめぐる家族関係、雇用制度、社会システムをアメリカと比較しつつ検証する。福祉政策を基盤とする新しいパラダイム構築に向けた具体的提言。
本書は『精神科ケースライブラリー』の第1巻で、「精神分裂病と類縁疾患」の症例集である。この巻に収められている精神分裂病は、精神疾患の中核をなすいわゆる内因性(機能性)精神疾患で、一般人口における罹病危険率は0.8%といわれており、わが国の精神科病院の入院患者のおよそ6割を占める難病である。この疾患の概念の変遷の歴史や診断、治療、処遇については、序章で詳しい解説があるが、この病気の特徴をなすのは症状や経過の多様性にある。同じ診断名であっても、症状の組み合わせや予後はひとりひとり異なり、心理的・環境的な要因や治療によって微妙に変化する。そのような意味で、多くの治療者によって記述された数多くの精神分裂病の症例を知ることは、毎日の臨床に大きな幅と広がりをもたらすものである。
わが国国公立大学において最初に設立された静岡県立大学経営情報学部の経営・会計系を中心とした気鋭の執筆陣による意欲的書。情報化の急激な変化に対応し、現在の講義内容に最新の研究成果を加えた、学生だけでなく、研究者にとっても貴重な情報源となる一書。
社会的文化的性差がもたらす現実のなかで、女性に関する諸問題はどのようにとらえられ、解決されつつあるのか。時代・地域を超えた多角的なアプローチを試みる。