カゼッラ管弦楽作品集第3集
交響的狂詩曲『イタリア』、シンフォニア、ほか
ノセダ&BBCフィル
パワフルな芸風で人気のイタリアの指揮者、ジャナンドレア・ノセダがBBCフィルハーモニックを指揮したシャンドスのシリーズ企画「ムジカ・イタリアーナ」に、イタリア近代の作曲家、アルフレード・カゼッラ[1883-1947]の管弦楽作品集第3集が登場します。
【交響的狂詩曲『イタリア』】
今回は、カゼッラ作品で最も有名な曲でもある交響的狂詩曲『イタリア』が収録されているのが注目されるところです。この作品は、1910年のパリ万博のために書かれたもので、イタリア民謡「フニクリ・フニクラ」を素材に使って大胆かつ派手に盛り上げる曲調には、強烈なインパクトがあります。これまでにシルヴァーノ・フロンタリーニ指揮モルダヴィア国立交響楽団による演奏(ARTS)と、アラン・フランシス指揮ケルンWDR交響楽団による演奏(CPO)がありましたが、今回はダイナミックな指揮が冴えるジャナンドレア・ノセダの指揮、パリッとしたアンサンブルが心地よいBBCフィルハーモニックの演奏ということで、大詰めの盛り上がりにも期待のかかるところです。
【序奏、コラールと行進曲】
『序奏、コラールと行進曲』は、1935年に、木管、金管、打楽器、ピアノとコントラバスというアンサンブルのために書かれた作品で、ストラヴィンスキーの影響なども見受けられるということです。
【シンフォニア】
シンフォニア(交響曲第3番)は、シカゴ交響楽団の委嘱により書かれたもので、カゼッラ晩年の熟達した技法が、オーケストラの多彩な表現を引き出した作品。メロディアスな緩徐楽章や、快活なスケルツォなどカゼッラならではの親しみやすさも健在です。(HMV)
【収録情報】
カゼッラ:
・交響的狂詩曲『イタリア』 Op.11
・序奏、コラールと行進曲 Op.57
・シンフォニア Op.63(交響曲第3番)
BBCフィルハーモニック
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
録音時期:2012年6月、11月
録音場所:イギリス、サルフォード、メディアシティ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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ケネディ/エルガー:ヴァイオリン協奏曲
【収録情報】
エルガー:
1. 序奏とアレグロ ト長調 op.47
2. ヴァイオリン協奏曲ロ短調 op.61
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン:2)
ピーター・マニング、ラッセル・ギルバート(ヴァイオリン:2)
ルーセン・ギューンズ(ヴィオラ:2)、アレクサンダー・キャメロン(チェロ:2)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)
録音時期:1983年1月(1)、1984年3月(2)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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ドイツの中堅、へロルドが奏でる憂愁のクラリネット
19世紀ドイツ・ロマンあふれるクラリネット・ソナタ集
バーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席クラリネット奏者を務めるドイツの中堅、キリアン・へロルドによるクラリネット・ソナタ集。ブラームスをはじめとする、19世紀後半に作曲されたクラリネット・ソナタを中心としたドイツ・プログラムです。
カルル・ライネッケ[1824-1910]とフェリクス・ドレーゼケ[1835-1913]のクラリネット・ソナタは、いずれもブラームスが最晩年に作曲した『クラリネット・ソナタ第2番』と時期を同じくして作曲されたもの。2人とも現代では中々収録される機会に恵まれぬ作曲家たちですが、今回収録されたソナタはクラリネットとピアノのための作品を語るに欠かせない名曲といえましょう。いずれもブラームスの作品を思わせるロマンティックな旋律が美しく、クラリネットの憂愁な響きとピアノの澄んだ音色とのハーモニーは絶品。
へロルドの演奏は、明るい曲調の中にもどこか翳りを含むような深い表現が素晴らしく、曲調との相性も抜群。高音域においてもなおふくよかな音色に魅せられます。ピアノ伴奏を担当するのはドイツの中堅、アミール・カッツ。へロルドの明瞭なタンギングに負けず劣らずの溌剌とした演奏で、堅実ながらも流麗なアンサンブルを組み上げています。クラリネット・ファン必携の注目盤です!
キリアン・へロルドは、2004年に23歳という若さでドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの首席クラリネットに大抜擢された実力派。2007年にはドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステンのメンバーとして来日し、注目を集めました。2011年からはバーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席クラリネット奏者として新たな活躍を見せているヘロルド。今後の活躍にも期待されます!(キングインターナショナル)
【収録情報】
・ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 op.120-2
・ライネッケ:序奏とアレグロ・アッパショナート op.256
・ドレーゼケ:クラリネット・ソナタ変ロ長調 op.38
キリアン・へロルド(クラリネット)
アミール・カッツ(ピアノ)
録音時期:2011年9月
録音場所:ブレーメン、ゼンデザール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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