江戸時代の古文書を解読するには、まず「候文」を理解し、克服しなければなりません。そのために“文法”を手掛かりに「候文」を読み解く、はじめての近世古文書の解読入門書です。豊富で基本的な文例と読み方、現代語訳が実に役立つ。
夏も近づく八十八夜。野にも山にも若葉がしげる。古い歌を口ずさむたびに、亡き母の言葉がよみがえる。「一年のうちで、いちばん美しい季節が八十八夜の頃。あなたの人生の八十八夜を大切に…」加納妙子、23歳。この美しい季節を無駄にすごせない。殺風景なオフィス、平凡な男たち、ありふれたOL生活に別れを告げようと思った。
改革が実践され、緊張緩和外交を推進するソ連だが、日ソ関係には“北方領土”という厚い壁が立ちふさがる。斯界の権威が、その歴史的経緯を明らかにし、新たな展開への道筋を探る。
真夏のある夜、キャサリンと浜口は宏壮な屋敷に住む莫大な資産家の未亡人、水尾マユの晩餐会に招かれた。ところがその夜、マユの養女の1人が何者かの手で毒殺された。やがて第2,第3の魔の手が屋敷を襲って行く…。一方でマユの息子と名乗る男が出現し、水尾家の遺産を巡め相続争いは一層、深刻になって行った。謎の連続殺人事件を追う名コンビ、キャサリンと浜口を待ち受ける思わぬドンデン返しとは…京都の豪邸を舞台に繰り広げられる莫大な資産をめぐる争い。トリックの女王が描く華麗なる長編ミステリー。
どん底からはい上がり、世界有数の女性実業家となったエマ・ハートも、今や80歳を目前にしている。彼女が一代で築き上げたビジネス帝国の大半は、優秀な孫たちに引き継がれていた。新たな世代の中心となったポーラは、エマの初恋の人の孫、ジム・フェアリーと結婚し、充実した日々を送っていた。だがそんな時、一族の中に再び裏切りの気配が。さらに、ポーラとジムの生活にも、微妙な変化が訪れる。若き彼らの事業、恋、そして夢の行方は?ロマンス小説界の旗手、BTBの最高傑作『女資産家』第二部、華やかに登場。
キリストに仕える聖職者にして女装者、全財産を失うほどの賭博狂にしてアカデミー・フランセーズ会員-300年前、ルイ14世の時代のフランスで優雅に生きた畸人、アベ・ド・ショワジーの奔放な生涯をたどる。
ありえない。男が男と、ですよ。新宿二丁目に生きるウリセン・ボーイたちが初めて明かす驚愕の世界。
改正農薬取締法後の最新の除草剤約500のデータを整理、収録。「発酵粗飼料用稲栽培」や新剤型の「少量拡散型粒剤」を盛り込むなど、旧版を一新。種類、発生生態、見分け方など的確な除草剤選びを導くための生きた雑草知識を紹介。今回新たに帰化雑草、除草剤抵抗性雑草も納める。水田編では栽培様式別に、畑地編では作物別に効率的な雑草防除の着眼点、薬剤選びの実際をガイド。耕種的防除法や薬害・環境対策も新たに解説。使い方一覧表は旧版を全面的に改め、作物の生育ステージ、対象草種別に除草剤が選べるよう掲載。また畑作物や果菜類では、除草剤の適用作物一覧表も付けて、除草剤選びの活用度を高めた。同系剤の選択判断に便利な成分別除草剤一覧を巻末に収録。
諸井誠のライフワーク「ベートーヴェンピアノ・ソナタ研究」第一弾登場。ピアノ・ソナタ全32曲をソナタ形式になぞらえ、独自の視点から各ソナタを詳細に分析した渾身のベートーベン論。