夫との別居を始めた涼子に降りかかる「見えない手」、大学受験を控えた美雪の陰にちらつく、ただならぬ恋の予感。そして高校受験を控えた由香の前に現れた不思議な恋人-。3人の姉妹に次々とミステリアスな事が。
長い沈潜の後、自らの抒情を封じ、野性の愛を描いて見事に第二の昂揚期を開いた「あにいもうと」(文芸懇話会賞)。深い愛で妻の発病と命の揺らぎを見つめた「死のいざない」。親しい詩人達の友誼と理非を超えたその死を語る「信濃」「詩人の別れ」ほか、「つくしこいしの歌」「庭」「虫寺抄」等。逞しい作家魂とひたむきに追う犀星の美意識が展開する多彩な中期作品群より八篇を収録。
フォーク・ベスト曲を収載しました。心にのこる音楽をピアノ伴奏で歌えたら毎日がきっと楽しくなるに違いない。ピアノ弾き語りのアレンジです。
ユーモラスに、ときに文明批評を織り交ぜてウイルス進化論やヒトゲノム計画など、最新の成果を紹介。
北京で過ごした幼い日々、11歳で逝った兄との思い出…幸せも不幸せも、愛も憎しみも言葉にできず、その時その時に力を使い果たして生きた「子供時代」。忘れていた記憶が鮮やかに蘇り、溢れだす、珠玉の童話集とエッセイ。
第一次世界大戦で戦死した音楽家の兄から妹への驚異の霊界通信!死後の世界についてここまで詳細かつ具体的に語られた例は他にありません。
日本文化の創造と発展に、女性と、女のことばが、どのようにかかわったか、古今の無数のコトバの採集を通して楽しく説き明かす。