「…博道くん。たすけて…」理不尽な大人の脅迫により演劇が出来ないほど傷ついた晴香は、心の拠り所に俺を求める。でも…俺はもう晴香を求めてはいなかった。俺の心にはもう時雨しか居ない。晴香の心が落ち着けば別れ話を切り出そう。迷いは無い。時雨の与えてくれた『猛毒』が俺の心の奥底まで染み込んでいたから。だが俺は心するべきだった。『猛毒』とは身を滅ぼすが故に毒なのだと。毒々しく色づいた徒花が、墜ちる。“不”純愛ラブコメ、最終章ー
妹が入学したのは女子のみが通う騎士養成学園。王国最高と名高い学園でも優秀な妹は縦横無尽の活躍を見せていてー「兄さんがわたしなんかよりずっと強いこと伝えてきました!」いや、ぼくはただの庶民だけど…?(※嘘です。兄さんはヤバい強さです。無自覚なだけです)そのせいで学園の女子がぼくの前に来たので一応模擬戦したり(※学園最強の女騎士が一瞬で実力差を分からせられました)運動後のケアをしたり(※兄さんのマッサージは女騎士大喜びで貴族でも評判に!)普通にしてるだけで、ぼくは王女の目に留まりーえ、何故?自称庶民による無自覚女騎士ハーレム×成り上がり!第7回カクヨムWeb小説コンテスト“異世界ファンタジー”部門特別賞受賞。
コンビニ弁当と缶ビールが夕食の定番で、自分を寿司ネタにたとえると「芽ネギ」(好きな人は好きかもね的な)、松沢夕夏30歳。そんな枯れきった一人暮らしの家に、台湾から18歳の留学生がやってきた。夕食作りを条件にルームシェアすることになったのは、料理上手でアイドルオタクな楊春美という大学生の女の子。年齢も趣味も違う彼女に不安を感じていた夕夏だけれど、春美の作るおいしいごはんに胃袋を掴まれてー。つまらない毎日が、しあわせな日々になる。ごはんから始まる幸せ異文化交流ものがたり。
理世は長崎の商家から旗本家に嫁ぐために江戸に来て大平家の養女となった。大平家の三男、将太は子供時分は鬼子とも呼ばれる暴れん坊だったが今は手習所の師匠として筆子を教えてくるー二人は仮そめの兄妹になった。が、将太は“美しい妹にひと目惚れ”してしまう!苦悩しつつ想いを封印し、縁談を反故にされてひとりぼっちの理世を守ると決意する将太だが…。人気シリーズ『拙者、妹がおりまして』に連なる、新たなる兄妹の物語、いざ開幕!
ゆきがつもった!ぼくは、さっそく、おとうさん、ふたごのいもうとといっしょにあそびにでかけた。けれどその夜、いもうとがかぜをひいちゃって…。ぼくが、たすけてあげなくちゃ!
しゅじゅつをしてたいいんしてきたおばあちゃんは、いつもとどこかちがってる。あたしのことがわからないなんて、どうしちゃったの?おばあちゃん。幼児〜小学校低学年向き。
好奇心いっぱいの子犬がたてた「人間変身計画」。子犬のゆかいな成長を、いきいきと描いたファンタジー。十代の若者を描いて定評のあるスーザン・E・ヒントンが新境地をひらいた作品。小学校低・中学年から。
ラ・ボエム、ゼスト、モンスーンカフェ、タブローズ。東京の夜の街を彩るレストランをたった一人で創ったのは、酒屋の息子で、湘南育ちで、早稲田中退で、北欧放浪の、この男。
「乳児重症ミオクロニーてんかん」という難病と闘っているキヨくんと、セラピー犬「天ちゃん」の実話です。てんかんの発作でいつ倒れるかもしれないキヨくんは、ヘッドギアをして、天ちゃんと散歩します。ふたりとも言葉は話せませんが、心でいつもお話しをしているのです。小学校中学年以上向き。第7回「わんマン賞」グランプリ作品。
ホンマタカシ、ウォルター・ニーダーマイヤー、ルイザ・ランブリ。気鋭の写真家たちのカメラが切り取った、金沢21世紀美術館の日常ー非日常的世界(詳細図面付き)。
ガーコちゃんの妹たちは、いつもガーコちゃんのまねばっかり。ある日、ガーコちゃんはお友だちといっしょに遊ぼうと、妹たちを置いて出ていこうとするのですが…。かわいいあひるの姉妹が繰り広げるゆかいなおはなし。
かぐや姫、南こうせつ、イルカ、風、に加え、田山雅充、山崎ハコ、石川セリ、永井龍雲、高樹澪、とんぼちゃんの作品を収録。聴きたかったあのヒット、忘れられないあの名曲が、ズラリ勢揃い!