あたし、マコです。本名山咲真琴で、通称マコ。ゲンキだけがとりえの、マンガ家志望の中学1年生。だけど、教育実習の恭介先生に出会って、ホンの少し、背のびの恋をしちゃったんだ。
山咲秋未は高校二年生。仲良しはしっかり者の都と、美人で発展家の亜利沙。秋未自身はふたり姉妹のせいか、ちょっと内気であまったれ。だって5年間も俊彦に片想い中。浩介なんてカルイやつはメじゃないけどね。でも、そんな平凡な日々にヒビが入った。街の画廊で三田村という画家に会った母の綾乃の態度が一変したのだ。恋と友情と家庭の問題に傷つきながら少女が選んだ道は…。
真心を自分のことばで凝縮した短い手紙は、自然で効果的。気軽に書いて楽しむための、電話時代の手紙作法。
あらゆる感覚の乱用によって真実を見る者となり、彗星のように飛び来て、翔け去った若き天才詩人。「ランボオの詩は、その組み合わされた言葉だけで例え地球が滅亡しても成立する」(村上龍・鑑賞より)その魅力を余すところなく伝える粟津則雄訳の決定版ランボオ詩集。
あでやかで気品あふれるカトレア。その魅力を存分に楽しむための育て方と、12か月の手入れのコツをイラストでわかりやすく解説します。
1969年、パリ。〈わたし〉は精神分析家ラカンのもとを訪ねたー。ひとりの作家が、自分の10年にわたる分析経験をものがたる。「小説のように」読める、最良のラカン入門書。
ロック・スターの喜劇。舞台は大阪郊外、家族の“愛”という呪縛、容姿のコンプレックス、性とロックへの背反した欲望…。これはまるで、プリンス主演、「パープルレイン」の新喜劇バージョンか。