仙女の呪いで100年間も眠り続けたお姫さまが、王子さまのやさしいキスで目が覚める。グリム童話の中でも、もっともロマンチックで不思議なお話です。このお話はペロー童話の「眠りの森の美女」と同類のお話ですが、グリム童話のほうがより子どもに親しみやすく、なにもかも眠りこんでしまう細部の描写など、グリム兄弟が苦心して手を加えたものです。そのへんを含めて幼児向きにわかりやすく書きなおしたのがこの絵本です。
シギゾウムシは、どうして象の鼻のように長い口をもっているのか。冬の林の中で、一ぴきのシギゾウムシのメスが、ゆっくり、ゆっくり、ドングリに穴をあけはじめた。寒風に吹かれながら、ファーブルはじっと観察を続けている。すると、穴をあけ終わったシギゾウムシは、そこでやめてしまったのだ。この虫は、どうやって卵をうむのか。実はもうひとつの秘密の道具があったのだ。
本書は-『月光』の曲を弾いた特攻隊のお兄さんと『乙女の祈り』が好きだった一人の女の先生との出会いをいちばん知っていたフッペルのグランドピアノ、そのピアノが古くなってすてられようとしたとき「ピアノを助けて!」という先生の熱い思いと、それに心を響かせあった人々のおかげでピアノがふたたび美しいうたを歌いはじめるまでの-お話です。『先生のわすれられないピアノ』の続編です。
幼児の知っていることばを、874語、あいうえお順にならべ、漢字で表記しました。楽しい絵と文で、無理なく漢字にしたしめます。
戦後日本の生物学界に「ルィセンコ論争」と呼ばれる事件があった。1928年に始まるソ連農業の社会主義化・集団化以後、スターリンのお墨付きのもとにメンデルの近代遺伝学を否定し、獲得形質の遺伝を唱えたルィセンコの学説が、民主化を求める戦後日本の一部に熱狂的な支持を集めるところとなり、激しい論争を引き起こしたのである。本書は、ソ連における遺伝学論争が戦後日本の生物学・思想界にもたらした影響と、それにともなう深いイデオロギー対立の全貌を明らかにし、それを分析・批判した一種の「白書」であり、政治と学問の関係を問うた労作である。
芸能界でそれぞれの道を歩むゆかりと邦子。その二人を陰ながら支える浩志は、二人を平等に愛し続けようとしていた。しかし、マスコミ対策用の『仮の恋人同士』として正月休みをハワイで過ごす浩志とゆかりを、再び不穏な影が包み始める。一方の邦子は、日本を代表する映画監督・三神の作品に出演し、ベテラン女優の嫉妬にも負けず、ひたむきに演技に取り組んでいた…。浩志はふたりのうちどちらかを選ぶことができるのか?さまざまな愛の形を通して本当の「やさしさ」の意味を問う、傑作青春小説。
本書は、初めて電気設備のメンテナンスの仕事に携わる人のために、その実務知識をイラストにより図解し、やさしく解説した実務入門書です。
テーブルを飾る楽しいアイディアがもっと広がる。花の揃え方から仕上げのコツまで、徹底した解説といくつもの実例を紹介しました。
本書は、コンテナガーデンやハンギングバスケットに必要なグッズから、寄せ植えのつくり方、コーディネート例、育て方までを豊富な写真を用いて説明したものです。
本書は、電気工事に関係する技術者、ビル管理技術者、電気設備の設計者および学生諸君が、電気設備の設計・施工実務を学習する際のテキスト、入門書です。電気設備の設計図の書き方をやさしく手ほどきします。電気設備設計の実務計算をやさしく手ほどきします。電気設備の設計・施工に必要な詳細図を設備ごとに集録しました。
本書は、阪神・淡路大震災の被害状況を勘案し、建築設備の耐震性の目標レベルの幅を拡大した改訂建築センター指針の主旨を踏まえ、電気設備技術者向けに詳細、かつ、実務的なマニュアルとして作成されました。
施工図は、作業者に対する施工指示書として重要な役割りを持つ施工技術の一つである。今回全面的に改訂、増補したポイントは、電気設備技術基準・解釈の改正、制定、消防法の改正、耐震に関する規制、情報通信設備関係の追補、『CADシンボル寸法基準』の取込みなどが主なるものである。