18枚目のアルバム。亀田誠治やYANAGIMANによるストリングスを使ったゴージャスなアレンジと、蔦谷好位置のエレクトロ的サウンドとが混在し、一本調子にならずバランスの取れた仕上がり。宮本浩次は相変わらずパワフルだが、いい意味での軽さもあり、懐の深さも感じさせる。
デビュー40周年を記念した、かぐや姫時代からの楽曲を収録するベスト・アルバム。ファン投票によりレーベルの枠を超えて選曲された、彼の活動の軌跡をたどることができる密度の濃い内容だ。
歌謡曲〜ニューミュージックの時代を代表する歌番組であり、平均視聴率40%を叩き出したお化け番組の“黒柳・久米”時代をテーマにした、メーカー縦断コンピレーション企画。まだビデオ・デッキすら家になかったあの頃、木曜9時からTVにかじりついた人なら、冒頭のテーマ曲で背筋に何かが走るのを止めようもないだろう。まだ平均3分ほどだった楽曲たちが、歌手の“格”に関係なく売り上げランキング順に登場するスタイルは、TVの前での順位当て遊びを白熱させたものだったが、CDでは初ランク・イン年月順に曲目を並べた。この“順番”感覚は確かに『ザ・ベストテン』的。清水ミチコをはじめとするブックレットのエッセイもそれぞれに読みごたえがあって嬉しい。ところで、冒頭の“あの”掛け声では黒柳・久米のご両人が登場なのに、「ハイ、ポーズ」がシャッター音のみなのはなぜ?
美しい日本の四季を楽しむ本。気象の話題を中心に、昔からの日本の行事、草花、衣・食などを楽しむ『暮らしの知恵』がいっぱい。新しい情報に出会い、忘れた記憶に再会します。“きょうのお天気便利帳”。
2009年7月8日リリースとなる、同年6月公開映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のオリジナル・サウンドトラック。音楽を担当したのは鷺巣詩郎で、ロンドンを中心にレコーディングした書き下ろし曲を多数収録。BGMのフルサイズ版もパッケージ。
2009年にデビュー40周年を迎えた山本潤子のベスト・アルバム。赤い鳥、ハイ・ファイ・セット、そしてソロ活動の中で誕生した「竹田の子守唄」「翼をください」などの名曲をすべてオリジナル音源で収録している。
昭和が生んだ叙情派フォーク・デュオ、ふきのとうのベスト盤。74年のデビューから解散の92年までに発表されたシングルA面を全て網羅。加えて、ソロのシングル作品4曲も収録。2009年8月19日発表。
松田聖子の大ヒット曲ばかりを揃えた人気コンピレーション・シリーズ“BIBLE”の5作目。アイドルの枠を超えてアーティストとして大きく飛躍した時期の名曲の数々を、CD4枚の大ヴォリュームで収録。デビュー30周年を記念してのリリース。
中山優馬 w/B.I.Shadowの「悪魔な恋」と、『女子バレーボール ワールドグランプリ2009』スペシャル・サポーター、NYC boysの「NYC」による両A面シングル。ドラマ『恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜』主題歌「悪魔な恋」はちょっぴり懐かしい青春ソング、「NYC」は前向きなダンス・チューンだ。
デビュー40周年を迎えた兄弟デュオの自選ベスト盤。お馴染み某麦焼酎のCM曲をはじめ、数々のCMやTV主題歌で聴き親しまれてきた曲ばかりで、しみじみ感じる時代の流れと変わらぬ持ち味。新録も2曲、デビュー曲ア・カペラ版「白いブランコ」がまた染みる。CM映像収録のDVD付き。
PS3ソフト『塊魂TRIBUTE』のサントラ。バッファロー・ドーターやビューティフルハミングバード、スキマスイッチの大橋卓弥などジャンルを超えた21組のアーティストが集結。これまでの“塊魂シリーズ”収録曲をアレンジしたもので、料理の仕方に各々の個性が出ていて興味深い。
動画サイトを中心に話題を席巻した音声合成ソフト(ヴォーカロイド)“初音ミク”による人気楽曲を集めたベスト・アルバムの“memories”編。チャート上位にランキングされた楽曲など、気鋭のクリエイターによる作品を収録する。
新感覚!!「VOCALOID」 特集はこちら♪
松山千春の2枚組ベスト・アルバム。活動初期に発表された「季節の中で」「恋」「大空と大地の中で」や、96年のTVドラマ『みにくいアヒルの子』の主題歌に起用された「君を忘れない」など、名曲がずらりと並んでいる。
気象とは、地球の大気中で起きているさまざまな自然現象であり、その見事なしくみによって、地球という生命圏は安定に維持されているのです。
70年代後半〜80年代前半のJ-POPの名曲を100曲収録した6枚組アルバム。豊かな音楽性の“ニュー・ミュージック”を誕生させた、松任谷由実、オフコース、アリスらの色褪せない名曲を収録。
前作より約1年後の93年5月に発表された6thアルバムの再リリース。絶叫の問題作「奴隷天国」、「絶交の歌」「日曜日 (調子はどうだ)」とサウンドの幅も広く、彼らにしかないロック観を見せつけた一作だ。
雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしないー。地図にも載っていない隠れ里「穏」で暮らす少年・賢也には、ある秘密があったー。異界の渡り鳥、外界との境界を守る闇番、不死身の怪物・トバムネキなどが跋扈する壮大で叙情的な世界観と、静謐で透明感のある筆致で、読者を“ここではないどこか”へ連れ去る鬼才・恒川光太郎、入魂の長編ホラーファンタジー。文庫化にあたり新たに1章を加筆した完全版。