「防人歌」とは誰によって詠まれ、どう捉えるべきなのか、その「構造」を明らかにし、学界の定説に挑む。防人歌作者名表記等を詳細に分析することにより、防人歌とは、防人集団の中で役職に就く上層階級の身分の者の歌であると結論付け、防人歌蒐集の目的を当時の国際状況にまで広げて考察する。その上で各国の防人歌を一つの歌群として位置付けつつ、その歌群から、部領使が家持に進上した際の、拙劣歌削除前の「防人歌群」の痕跡を辿り、防人歌の場を追究する。
第16巻には、坂口安吾の書簡210通、来簡230通、往復書簡2篇、公式書状14通、ノート・メモ類43点および書画、新たに見つかった著作・対談・鼎談の補遺7篇を、それぞれ執筆および発表年代順に収録した。
住宅設計の第一人者、宮脇檀と研究室が、20年の設計の軌跡をまとめ、住宅設計は、いかに進めるべきか?いま住宅に何が求められているか?住まいの考え方、手法、技術、ディティールのすべてを公開しています。豊富な写真と図面を収載し、貴重な資料集として技術データや具体的な作品の設計チェックポイントを簡潔にまとめています。住宅・住まいの様々な提案を通して語る“住”の原点です。
縄文時代から明治期までのわが国の木製品と木工具を対象として、製作技法の観点からそれらの技術的系統を実証的に解明する。文献史料と観察・復元実験をもとに、道具と技法、および道具相互間の有機的関連を総合的・体系的に考察して「木の文化」研究の基礎的資料を提供する。
「イメージ」と「素材」という2つの視点から、インテリアの歴史、空間イメージの捉え方、さまざまな素材、メンテナンスの方法など、インテリアスタイリングを解説した事典。項目索引付き。
本書には、1954(昭和29)年8月から著者没後の1955(昭和30)年4月にかけて発表された著作14篇と、本全集編集の過程で新たに見つかった著作6篇を補遺として、それぞれ発表順に収録し、発表を想定して書かれた生前未発表原稿26篇を執筆年代順に収めた。そのうち、補遺6篇と生前未発表原稿20篇は、本全集における初収録の著作である。
『New Postcard Graphics』シリーズの第2弾は、待望の“セール案内状編”です。販促DMの仕試の中でも需要が多い、ポストカードの“セール案内”にテーマを絞り込みました。百貨店・ファッションビル・専門店の各シーズンのセール案内や、レストラン・飲食店の新メニュー案内、ホテル・旅館の季節の宿泊案内、車メーカーの新車発表案内、化粧品メーカーの新商品案内といった、バリエーションに富んだセールスプロモーションのポストカードを業種別に分類し約800点を厳選。小さいながらも絶大な販促効果をもつポストカードの魅力を余すことなく紹介しています。