中原を駆けぬけた百五人の生涯を徹底追究。
鋭い嗅覚をもつ、34頭のブラッドハウンドーそれがジョー・ベスの家族だ。彼女は犬たちを追跡犬として訓練し、警察と契約して行方不明者の捜索や麻薬捜査に携わっている。次々と舞いこむ仕事の依頼に追われるなか、亡き父親の遺言の件で弁護士のウェイドがジョー・ベスを訪ねてきた。彼女の父の死後、遺言がずっと執行されないことに疑問を抱いたという。彼女はウェイドと共に不可解な遺言状に絡む謎を密かに探り始めるが…。
遺言の謎は深まるばかりだった。が、それを解きあかせば、父と疎遠だった理由も分かるかもしれない。ジョー・ベスは父の過去を調べるが、そんな折り新たな厄介事が降りかかった。服役中の元夫のビュバが、出所して彼女に嫌がらせを始めたのだ。ついに彼女はビュバとの対決を決意するが、その矢先、予期せぬ事件の渦中に…ブラッドハウンドと共に数々の事件に立ちむかう女性ブリーダーの活躍。アンソニー賞受賞の話題作。
安土高校の生徒会長を務める常光院紫桜。実は彼は裏世界(ここではちょっと言えない…)を仕切る地位にいる。絶大な権力を持ち、冷酷で情のないそんな紫桜の最大にして唯一の弱点が、恋人・生純神楽。神楽は(とある理由で)紫桜とは対立関係にある一族の秘伝継承者なのだが、紫桜は何ものも恐れず神楽を守り抜いていく…スーパー・ラブ・サスペンス。
生きることが全部である。この人、この言葉。
安吾の子、安吾知らず。一人息子が綴る、父と母、そしてわたしの青春。
15年間の取材体験と情報をもとに書き下ろした田舎暮らし完全ガイド。失敗・トラブル例を織り交ぜながら、田舎暮らしに成功するための四つのステップを完璧に伝授。
多くの機能を果たす、快適なリビングルームをつくるためのヒントを満載。
単に、人生を描くためなら、地球に表紙をかぶせるのが一番正しいー誰もが無頼派と呼んで怪しまぬ安吾は、誰よりも冷徹に時代をねめつけ、誰よりも自由に歴史を嗤い、そして誰よりも言葉について文学について疑い続けた作家だった。どうしても書かねばならぬことを、ただその必要にのみ応じて書きつくすという強靱な意志の軌跡を、新たな視点と詳細な年譜によって辿る決定版評論集。