生粋の江戸っ子である著者が、長野県佐久市の内山に、土地を買い、家を建てた。都会人が別荘をもって、優越感にひたるのとは違って、故郷を追われた敗者復活戦との意気込みであった。しかし、信州の自然に魅せられ、地元の人々に、ぞっこん惚れてしまった著者。貯金に励み、家作りにつぎこんだ。満天の星のもとに佇むわが家を思い、目頭を熱くする。「田舎」暮しの魅力、喜びをユーモラスに描く。
鋭い嗅覚をもつ、34頭のブラッドハウンドーそれがジョー・ベスの家族だ。彼女は犬たちを追跡犬として訓練し、警察と契約して行方不明者の捜索や麻薬捜査に携わっている。次々と舞いこむ仕事の依頼に追われるなか、亡き父親の遺言の件で弁護士のウェイドがジョー・ベスを訪ねてきた。彼女の父の死後、遺言がずっと執行されないことに疑問を抱いたという。彼女はウェイドと共に不可解な遺言状に絡む謎を密かに探り始めるが…。
遺言の謎は深まるばかりだった。が、それを解きあかせば、父と疎遠だった理由も分かるかもしれない。ジョー・ベスは父の過去を調べるが、そんな折り新たな厄介事が降りかかった。服役中の元夫のビュバが、出所して彼女に嫌がらせを始めたのだ。ついに彼女はビュバとの対決を決意するが、その矢先、予期せぬ事件の渦中に…ブラッドハウンドと共に数々の事件に立ちむかう女性ブリーダーの活躍。アンソニー賞受賞の話題作。
「つかれて かえってきても、この子をみると、こころがはればれするな。おばあさん」「ほんとうに。いやなことも、わすれますね。おじいさん」
地球の人口は現在60億人です。ゆえに、だれでも将来の市場に変化が起こるということは理解できるでしょう。しかし、市場がどう変わるのかを予測しないと戦略的に大きなミスを犯すことになります。ナチュラル・ステップが示す四つのシステム条件は、市場の変化を予測するためのツールとなるのです。将来の市場で勝ち抜くためには、ただ洗練された省資源の技術を開発するだけでは充分ではありません。物質や原料を、将来の市場競争において勝てるだけの条件にあったものに徐々に切り替えていくことが大切なのです。
安土高校の生徒会長を務める常光院紫桜。実は彼は裏世界(ここではちょっと言えない…)を仕切る地位にいる。絶大な権力を持ち、冷酷で情のないそんな紫桜の最大にして唯一の弱点が、恋人・生純神楽。神楽は(とある理由で)紫桜とは対立関係にある一族の秘伝継承者なのだが、紫桜は何ものも恐れず神楽を守り抜いていく…スーパー・ラブ・サスペンス。
生きることが全部である。この人、この言葉。
花の下には風ばかり。作家の全著作をジャンルに依らず生成発表順に編集。第2巻は、1936年1月〜1938年12月を収録。
本書には、1954(昭和29)年8月から著者没後の1955(昭和30)年4月にかけて発表された著作14篇と、本全集編集の過程で新たに見つかった著作6篇を補遺として、それぞれ発表順に収録し、発表を想定して書かれた生前未発表原稿26篇を執筆年代順に収めた。そのうち、補遺6篇と生前未発表原稿20篇は、本全集における初収録の著作である。
15年間の取材体験と情報をもとに書き下ろした田舎暮らし完全ガイド。失敗・トラブル例を織り交ぜながら、田舎暮らしに成功するための四つのステップを完璧に伝授。