本書ではまず隠逸とは何かという隠逸概念を明らかにし、ついでなぜ隠逸になるかという隠逸への動機を探る。ついで、隠逸の特徴である「清貧」「拙」「自由」「孤独感」等を明らかにし、そしてその典型的な生き方を、竹林の七賢に見、隠逸の世界を陶淵明の世界に見出す。一方、隠逸の一般化とともに現れた朝隠に話を進め、その堕落したものとして偽隠にふれる。さらに、隠逸と非常に近い形にあるものとして、道士・仏教僧についても述べる。終わりに中国における隠逸の歴史の概略を孔子の時代から主な類型の出揃う唐代まで、述べる。
勇猛果敢なはずの“スイス傭兵”が敵前逃亡!18世紀スイスの貧農に生まれ、だまされてプロイセン軍に売られ、七年戦争の折に逃亡。筆者ブレーカーの生涯でもっとも劇的なこの傭兵体験を始め、赤裸々に綴られた半生の記録、スイス民衆文学の傑作。
洗練された都会的なセンスと、古今東西の建築から素早くかつ貪欲に学ぶ研究心、百戦錬磨のテクニック、そして万年青年のようにしなやかな精神ー宮脇檀の世界から住宅設計の精神を、さあ、老いも若きも一緒に学ぼうではないか。
よい住宅ってなんだろう?居心地、台所、手ざわり、家具…“住宅名人”の建築家が考えぬいた12の条件を、写真やイラストでわかりやすく解説。
鳥が巣を作るように、人間も家を建てることができる。走る家/玄関が滑り台/朝顔の塀…すべて総工費0円。
神楽坂咲花堂に盗賊が入った。将軍家の葵の印篭を掲げての騙り強盗だが、同夜、豪商も襲い主人や手代ら八名を惨殺した。昨今、江戸を騒がす葵小僧か、だが咲花堂の上条綸太郎は奇妙な違和感を覚えた。これまで殺しは一件もなかったのだ。やがて、惨殺現場を探る悪童たちに、綸太郎は目をつける…。人の心の奥底までも鑑定し、真贋を見極める時代人情の第二弾。
善意一途でちょっと間抜けで、貧乏を恐れず、町の人々から“カンゾー先生”と慕われる初老の医師がいた……。坂口安吾の原作をもとに、男女の性と生をユーモラスかつ詩情豊かに描いた正統派喜劇。
2004年春にフジテレビ系で放映された大ヒット・ドラマ。“Love&Fight”をテーマに、アイスホッケーを通して愛と青春が描かれていく。木村拓哉、竹内結子ら豪華キャストも魅力だ。
80年4〜6月に日本テレビ系で放送された、西田敏行主演のドラマ。結婚直後に妻に先立たれたカメラマン・池中玄太が、血の繋がらない3人の子供を育てるドタバタ奮闘記。