「人間50年、天下のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり…」。信長は舞いながら具足を身につけ、濃姫や待女たちが見送るひまもない素速さで出陣した。めざすは今川義元の陣を敷く田楽狭間。やがて、信長は馬前に義元の首をもたせて、清洲への道をいそぐー。尾張那古屋城の大馬鹿少年織田信長が、斎藤道三の娘濃姫と結婚し、天下の覇者をめざし成長してゆく颯爽たる雄姿を、独自の視点から描いた異色歴史小説。
入門テキストの文法事項の説明のなかで共通して出てくると思われる副詞・前置詞・接続詞などの、いわゆる「虚詞」類は取り上げず、名詞・動詞・形容詞等の「実詞」類を中心に基本語彙およそ1000語を選んで、12の類に分けて収めた。さらに類ごとに通し番号を付し、またチェック欄を設けて記憶の便を図ってある。
住宅設計の第一人者、宮脇檀と研究室が、20年の設計の軌跡をまとめ、住宅設計は、いかに進めるべきか?いま住宅に何が求められているか?住まいの考え方、手法、技術、ディティールのすべてを公開しています。豊富な写真と図面を収載し、貴重な資料集として技術データや具体的な作品の設計チェックポイントを簡潔にまとめています。住宅・住まいの様々な提案を通して語る“住”の原点です。
整形外科で先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、骨端症など不安をつのらせるご両親は、まず子どもの病気の正しい理解が必要です。その他O脚・X脚、斜頚、ペルテス病など、また日常的なけがや骨折についても、ご両親の切実な問いにわかりやすくお答えしました。
「もう警察なんかに用はない!4億5千万円の名画は、オレたち覇悪怒組が奪い返してみせるぞ!」謎の怪盗をめぐって、おもいっきりアツーイ夏休みの大冒険が始まったー。
椅子の歴史を現代にたどりながら、そのいろいろなカタチを追ってみた。必ずしも年代順、地域ごと、作家別傾向別ではない。判明している限りでの作家名、制作年あるいは発表年、寸法を記した。ただし寸法については類型を参考にしたものがある。
美人で天才調香師・佐々百合香が新興宗教・慈宇教団の祈祷室で殺された。そばには、意味不明の手相図があった。死体の第一発見者となった麻生遥子は、逮捕された知人を救うため、調査に乗り出した。やがて、慈宇教教祖はこの事件の犯人を透視するとマスコミ関係者を集めるが、その最中、第二の殺人が発生した。いったい手相図にはどのような意味が隠されているのか?事件に漂う芳香と教団の謎。遥子は真相を追い、教団本部のある古都・奈良へ飛ぶが…。人気快調の著者が“衣・食・住・遊び”の高級贅沢情報を満載して贈る本格推理の傑作!
女帝の女体は淫蕩だった。そして始めて女体を知った道鏡の肉慾も淫縦だった。2人は遊びに飽きなかった。けれども凛冽な魂の気魄と気品の高雅が、いつも道鏡をびっくりさせた。夜の女帝は肉体だったが、昼の女帝は香気を放つ魂だった…。称徳女帝との奔放な愛欲生活を描いて新たな人物像を築いた「道鏡」をはじめ、斎藤道三、織田信長、豊臣秀吉、黒田如水、徳川家康など、乱世の英雄・奇才を独自の史観と新鮮な歴史感覚で活写した異色傑作選。
二階堂進、とつぜんの総裁選出馬宣言。勝算を読んでのことか、あるいは…。目白との密約?…。目白の闇将軍田中角栄の強力な指導力と巧みな人心収攬術で、空前の拡大を続けた田中派木曜クラブ。国会議員141名を擁する最大派閥に、なにがおこったのか。ポスト中曽根を狙うニューリーダーの戦いに、熾烈さを加えた田中派分裂劇の真相と政局の鍵を握る派閥力学の本質に迫る最新政治情報小説。
15年間の株価から投資戦略を練る。月足、1株益推移、レシオケーターに1株当たり指標で銘柄分析。日経平均、金利との相対関係を見るシート付。
生きる不安と、苦悶の現実から、詩情あふれる古典の美との交錯。昭和文学初めての集大成。
本書は、群・環・および環上の加群を題材にした、抽象代数学の基礎的概念への入門書である。線型代数学を学んだ直後の初学者を対象読者とし、線型代数学における内容と諸概念が、群・環などの基礎的代数系の初歩的運用によって、いかなる描象に成長するかを一つの目標としている。従来の入門書と異なり、整数論への入門(ガロア理論)の代りに、現代的トピックとしていわゆる代数解析の一端の紹介をしている。
「かぐや姫」の原典は、日本で一番古い物語といわれている「竹取物語」である。いつ、誰が書いたのか、よくわかってない。美しくロマンチックな作品世界、ドラマチックな展開。日本人が愛し続けてきた気持ちが、理解できるように思える作品である。