時は鹿鳴館時代、連続する猟奇殺人事件。…捕物帖文学に新しい時代を劃した連作推理の完結篇。
近代デザインからモダン、そしてニューモダンへの流れとともに、デザイナーと作品(チェア)を系統だてて紹介した本。全点写真とデータをつけて、わかりやすくまとめてあり、インテリアコーディネーターはもちろん、インテリアコーディネーターをめざす人には必携の書。
本書は、50人をこす建築家を世界的な規模で取り合せることで、デザインの魅力的で、幅広い見方をここに示している。また、ベッド、椅子、ソファー、テーブルから、カーペット、ガラス用品、食器類、茶器一式、そしてランプやライティング器具にいたるまで、前衛的で斬新なコレクションをわたしたちに紹介している。
アドルム中毒、躁鬱症…瓦解していく生への危機意識。「精神病覚え書」「勝負師」他18篇。初の文庫版・新訂オリジナル全集。
「安吾巷談」「安吾史譚」「安吾下田外史」ほか、観戦記、ルポルタージュ等エッセイ22篇収録。
将軍家のお鷹狩り、七五三のお宮参り、いよいよ寒い冬の到来です。今も賑わう酉の市、喜怒哀楽の雪見酒、そして師も忙しく走る年の瀬。盗人たちも走り廻ります…。そこで、御存知半七・むっつり右門・若さま侍に加えて、風車の浜吉・ゆっくり雨太郎・菊太郎に万姫、そして何と勝海舟までが推理を競いあいます。異色の捕物ミステリー・シリーズ第4弾。
子どもたちと子どもたち、教師と子どもたちが、本当の気持ちを出し合い、ぶつけ合うことにより、ともに成長しながら、学級をつくっていく過程を再現した感動の実践。
14世紀末に成立した李氏朝鮮(李朝あるいは朝鮮朝)では、それまで精神的背景となっていた仏教をおしのけ、儒教を導入した。そして李朝の支配階級である両斑〈リャンバン〉による貴族中心の美術・文化が栄えた。しかし、時代が下るにしたがって、庶民に儒教的な美意識というものがめばえていった。やがて彼らは美術・文化の担い手となるのであった。李朝時代後半の庶民文化の美術工芸で特に発達したものは木工芸品であった。その木工芸品の発達にともない高度で精緻、そして情趣あふれる家具装飾が生まれたのである。家具装飾は手づくりであるために千差万別であり、ひとつひとつの顔があり、そこにこめられた意味・願いも、儒教的なものや現世利益を求めたものなど多様である。本書では20万点をこえる家具装飾から典型的なものを厳選し、紹介する。
本書は、“デザインの10年”の概観を示す貴重な資料であり、すでに高い評価を得ている『インターナショナル・デザイン・イヤーブック』に収録されているデザイナーはもとより、いままでのこのシリーズに掲載されなかった人たちも含めて、そのなかからもっとも重要な作品を紹介している。