本書は薔薇のガイド・ブックではありません。まして、薔薇の図鑑でもありません。著者が薔薇を求めて歩きまわりながら記したフォト・エッセーです。
科学技術の産業化の中で、「地域のモノとなる」サイエンスパークを目指す代表的な9ヵ所を選び地域産業振興の求心力としての役割と課題を究明。
本書は、進出企業を除く岐阜県内の有力メンバー70社をピックアップし、その内容を紹介するものです。
岐阜県における特殊学級教育の成立と歩みを、教員生活の傍ら著者が、先達や学校を訪ね歩いて取材し、執筆したものである。特殊学級教育は大正以降、熱意ある教師の献身的な活動のもとで徐々に確立していった。その過程と教育課程、教師たちの苦労や情熱、生活単元学習等の模索が記録された貴重な待望の書である。
東西の壁が崩壊したベルリンで、日本の剣道の防具が発見された。「贈ヒトラー閣下」と日本語で書かれ、日本からナチスドイツに贈られたものだという。この意外な贈り物は、国家と戦争に翻弄されたひとりの男の数奇な人生を物語っていたー。1938年、ベルリン駐在武官補佐官となった日独混血の青年、香田光彦がドイツで見たものとは、いったい何だったのか。
父の国であるドイツの現実に、次第に幻滅を覚えてゆく香田。ついに成立した日独伊三国軍事同盟も、彼の思い描いた祖国の進路ではなかった。迫害に怯えるユダヤ人女性・ヒルデとの生活にささやかな幸福を見いだしたのも束の間、居合術をヒトラーの前で披露する機会を与えられたことをきっかけに、香田の運命は大きく狂いはじめた…。清冽なヒューマニズムで貫かれた大作ロマン。
本書は、経済協力調査室(現経済協力研究部)の平成9年度研究プロジェクト「グローバリゼーションと東アジアのビジネス・ネットワーク」研究会の研究成果をとりまとめたものである。本研究会の目的は、経済のグローバル化が進展するなかで、東アジア(日本を含む)諸国の中小企業と中小企業集積地・産地が、現在どのような状況にあるのか、中小企業が直面する問題(例えば規模や情報、マーケティング面での制約など)と、グローバル化に伴う問題(空洞化、競争の激化など)をどのような方法で克服しようとしているかを、中小企業、集積地・産地の取引関係「ネットワーク」の変化に注目することによって、明らかにすることであった。
本書は、第二次世界大戦後に先進諸国に確立した現代資本主義を「管理資本主義」とよび、その経済制度的枠組みの本質的特徴を理論的・歴史的に解明する試みである。管理資本主義の下層的(従属的)一翼として規定された日本のそれに対象を絞った分析を行い、それをとおして管理資本主義の制度的枠組みのメカニズムや経済社会におけるボリュームが歴史の経過とともに変化しても、その本質的特徴が変わらないことが、90年代日本の平成大不況のなかで実証されていった過程を具体的に描き出す。
ソフト粘土ー重い・手が汚れる・着色が大変という従来の粘土のイメージや欠点をくつがえすこの素材は、粘土経験者はもちろん、初心者の方にこそ気軽に手に取っていただきたい。テーマは“ギフト”。バラづくりを基本に、数種類の花々を加えたアレンジメントのバリエーションを紹介する。
本書の研究は、『高等小学校制度史研究』の続編である。六・三・三制の成立経緯を実証的に明らかにすることを通して、その理念と本質を考察した。
1887年に限定して岐阜・三重県の発行した地域統計書を集成し、共時性をもつように編集した統計集。
恐竜のナゾ化石の神秘。何万年という時間が創り出した地層や化石・鉱物には、大自然の秘密がいっぱいつまっている!ビル街の化石探しから海や川の奇岩観察まで、愛知・岐阜・三重の30コースを厳選。子どもからおとなまで、本書を片手に地球のなぞに触れてみよう。
大統領は無罪放免となったが、不正を働いた事実は変わらない。この問題を矮小化した大統領擁護論を徹底的に叩き、義憤を失ったアメリカ社会に警告を発した全米のベストセラー。これぞディベイトの教科書。