「負の力」が身につけば、人生は生きやすくなる。セラピー犬の「心くん」の分かる仕組みからマニュアルに慣れた脳の限界、現代教育で重視されるポジティブ・ケイパビリティの偏り、希望する脳とプラセボ効果との関係…教育・医療・介護の現場でも注目され、臨床40年の精神科医である著者自身も救われている「負の力」を多角的に分析した、心揺さぶられる地平。
万葉歌と一緒に歩くと、遙かな古代が目の前にひろがってくる。村田せんせいが案内する奈良は、一味違う。マジメな話から、ちょっとコミカルなエピソード、そして古代人に思いを馳せる心情まで。読んで楽しく、歩いて納得、万葉好きにもおさんぽ好きにも持っておいてほしい一冊です。
享保十三年、久留米藩領井上村。大庄屋、高松家の長男である甚八と次男の庄十郎は、父に連れられて訪れた善導寺で、何千と集まる人々の姿を目の当たりにする。「ようく見とけ。これが百姓の力ぞ」。藩主から言い渡された増税に抗議して集まる群衆。あわや一揆かと思われたそのとき、あるお達しが下りー。九州の田舎で飢餓と圧政に苦しむ百姓のために医者を志した少年の成長を描く歴史巨編。
貧富を問わず患者の看病にあたる鎮水のもとで医師修業を積む庄十郎。一方で兄の甚八は大庄屋を継いでいた。あの一揆騒動から二十六年、身を挺して増税を撤回した稲次家老は病に倒れた。度重なる不作、飢饉、人別銀。再び百姓に困難が降りかかるとき、怒りの矛先は甚八のいる大庄屋へ向けられた。時代のうねりの中で懸命に慈愛の心を貫こうとする青年医師の目を通して市井の人々を見た歴史大作。
自然の絶景を堪能し、新緑の芽吹きにであい、花のやさしさにふれる…。初心者、家族連れから健脚トレッカーまで、それぞれに魅力あふれる厳選40コース。
陸、海、空、そして宇宙…人類がつくったすべての乗りものが登場!犬ぞりから地上最速のスーパーカーまでオールジャンル。原始の船から宇宙ステーションまで!成り立ち・歴史がわかる!発明の瞬間から最新モデルまで歴史を網羅。世界中の乗りもの、115テーマ、約900点を網羅。世界中の珍しい乗りものを紹介。
告知なしで突如リリースされた「Another Starting Line」から1年、実に18年ぶりとなるフルアルバムが完成。
待ってましたと言わんばかりの、疾走感溢れる“これぞハイスタ!”と誰もが唸るであろうハイスタ節が炸裂するナンバーの数々を収録!
お地蔵さんの帽子と前垂れを縫い続ける老婆、深夜になると引き出しに排尿する男性、異食症で五百円硬貨が腹に入ったままの女性、気をつけの姿勢で寝る元近衛兵、自分を二十三歳の独身だと思い込む腰の曲がった八十四歳。様々な症状の老人が暮らす痴呆病棟で起きた相次ぐ患者の急死。理想の介護を模索する新任看護婦が気づいた衝撃の事実とは!?終末期医療の現状を鮮やかに描く傑作ミステリー。
ねったいうりんのした、うみのした、とかいのどうろのしたには、いきものやたからものやきょうりゅうのほねなど、ふしぎなものがいろいろとみつかります。さあ、いったいなにがあるのか、のぞいてみましょう。
愛知県をメインに岐阜県南部まで路線を張りめぐらしている名古屋鉄道。現在の総路線長は近畿日本鉄道、東武鉄道に次ぎ、私鉄第3位の長さだ。路線の多くは、JR名古屋駅前の名鉄百貨店の地下にある名鉄名古屋駅を中心に、放射状に広がっている。昭和の名鉄は、日本初の前面パノラマ式電車「パノラマカー」で一世を風靡したが、それは世界のトヨタのお膝元、クルマ王国=名古屋への挑戦だった。中部国際空港「セントレア」の開港後は空港アクセスの重責も担い、平成時代は新たなる施策で地域の足を担っている。本書は名鉄電車の昭和と平成の比較や歴史、名鉄ならではの営業施策をまとめた“雑学読本”である。
廃林道から地方の名望家が作った道、未成隧道、森林鉄道などなど『廃道探索 山さ行がねが』で探索した8編に続いて、こんどはもっと困難な道を踏破した記録を、ボリュームたっぷりに全6編収録。道を作るべく奔走した明治から昭和のさまざまな人びとの痕跡をたどり、道じゃなくなった道をたどり、机上調査を続けたヨッキれん。その成果をとくとご覧あれ。ん?いま踏破って書いたけれど、中央自動車道の「南アルプス隧道」って、開通してないんじゃ…?
土地土地で愛されている日本の代表的盆踊り唄を、定評あるコロムビア民謡の中から厳選収録。
訪日外国人旅行者は、2020年に4,000万人の政府目標のもと、国、自治体、産業界・ビジネス、地域がそれぞれ対応に取り組んでいます。本書はインバウンド市場の動向や特徴、それに対する政府や地域の取組みも紹介しつつ今後の課題を提示する、日本の「インバウンド観光」を体系的にとらえたはじめての入門書です。今、インバウンド観光の現場で何がおこっているのか、一緒に学んでいきましょう。