科学時代にすむあなた、「この世のすべては科学で解決できる」と信じこんでいないだろうか。しかし、科学の世界には、まだわからないことが、いっぱいある。わからないことだらけだといってもいい。早い話が、「ヒトはなぜ老いるのか?」ということさえ、まだわからない難問なのだ。本書に取りあげた科学上の謎は、いずれも比較的身近なテーマとはいえ、長年多くの科学者を悩ませてきた未解決なものばかりだ。しかし、心配ご無用。本書では、気鋭の科学ジャーナリストが最新のデータにもとづいて、難問の“迷路”をわかりやすくガイドする。さてそれでは、楽しい“科学の謎ツアー”に出かけましょう。
これからは、ますます左ききの人の時代になります。頑固な右ききは取り残されます。科学の進歩は、人間に左右の手を均等に使うことを求めるからです。コンピュータだって、ワープロだって、両手を使います。と同時に、画一化された時代に、個性の尊さが叫ばれるとき、いよいよ左ききの人たちの、シャープでユニークな感性がひき立つことでしょう。
人間には左右差があります。外見や内臓の位置のような形態上の違いだけでなく、いろいろな能力にも左右差があります。手だけに限らず、足にも、眼にも、耳にも能力の左右差があります。能力の左右差、つまり「利き」とは、そもそも何なのでしょう?なぜあるのでしょうか?なぜ人によって違うのでしょうか?本書は具体的な例をあげながら、さまざまな「利き」について解説していきます。そして、「利き」を支配していると考えられる、人間の左右の脳と、その働きの違いの秘密に迫っていきます。
面白く軽妙な短篇を中心に注目の第三弾。「私を独りにして」ある日突然妻が言う。うろたえる夫。作品はさながら「孤独の実験室」。映像のように流れる言葉が現代の孤独の諸相を洗いだす。
歴史上に名を残している芸術家や政治家、そしていま現役で活躍している一流のスポーツ選手には、なぜか「左きき」が多い。そのうえいま科学の進歩は、コンピュータにしろ、ワープロにしろ、人間に左右の手を均等に使うことを求めている。また時代は声高に「個性の尊さ」を叫んでいる。これはまさに「左ききの人」待望論。いよいよ左ききの人たちの、シャープでユニークな感性が引き立つことになることだろう。
鏡の世界から宇宙の果てまで、「左と右」の不思議な冒険の旅。読み出すとやめられない面白さ。世界的ベストセラーの大改訂版。科学読物の最高傑作。
レオナルド・ダ・ビンチは、イタリアのルネサンス期を代表する、もっとも有名な芸術家のひとりです。みなさんは『モナ・リザ』や『最後の晩餐』という世界的に有名な絵画をみたり、名前を聞いたことが一度はあるかと思います。その作者がダ・ビンチです。彼の才能は芸術の世界だけでなく、科学の世界でも発輝され、人体や馬の精密な解剖図をつくったり、当時としては画期的だった飛行機やヘリコプターの原型の発明をしたりして、ありとあらゆる分野におよんでいます。
事の始まりは、父が遺した「おばあちゃんの絵」をアンティーク巡回市にもっていったことだった。絵を見たデニス博士は「フレデリック・アッシュ。それも贋作」といったのだ。崩壊しかけた家庭で安らぎを与えてくれていた「あの絵」が有名画家の作品だなんて、どうして?本物なら数万ポンドもする絵をめぐってまき起こる殺人。写真家トニー・ハインが写真を武器に仕掛けるトリック。
左利きは9年も寿命が短い。なぜか?カナダの心理学者が発表した衝撃の書。
生きものは「謎」のかたまりです。利き手と脳にはどうして深い関わりがあるのか。かかりにくい病気とかかりやすい病気があるのはなぜか。本書は、生命体・人体の不思議な現象や、さまざまな特徴的な行動の本質に、コミュニケーションの謎、脳の謎、免疫の謎などの「なぞ解き」をとおして迫ります。
ミステリーの中での化学物質は、必ずしも毒物として使用されるのみとは限りません。いろいろなミスリーディングの種や仕かけとなったり、重大な謎を解くための手がかりが、そっと隠されていたりして、華やかではありませんが、重い役割を課せられていることも少なくないのです。