日本史上最長・最大の戦争である日中戦争を最新の研究成果に基づき国内外の研究者、実務家らが、多様な視点から再検討する。最新の日中英語研究文献目録も収録。
BPDの成因とそれに関する研究、BPDの治療の効果研究について広範かつ詳細なレヴュウをし、メンタライゼーション概念そのものとBPDに関するメンタライゼーションに基づいた理解を詳しく解説し、そして実際のBPD治療を実に詳しくかつ具体的に書き込んでいる。
日本や欧米先進諸国の資本主義的混合経済では、市場機構を中心に、その機能の欠陥を補正する経済政策がとられる。国民の経済厚生に大きな影響を持つ公共料金政策について、理論・実証の両面から分析し、そのあり方を論じる。
本書では、わいせつ表現・性的有害表現・児童ポルノ表現という代表的な性表現規制類型について、日米の判例を中心とした比較法的検討を加える。具体的には以下の点を中心として検討。わいせつ概念をいかに把握すべきか。わいせつ表現を含む性表現規制の根拠を、多数派の性的選好であるシンプルな性モラルに求めるべきか、または功利主義をベースにおく危害に求めるべきか。正当な性表現規制の根拠から性表現をコントロールする理想の法モデルはどのように構築されるべきか。このような性表現規制の難題に対する解決への思考方法を示す。
憲法、土地収用法、補償基準等の沿革・規定を踏まえ、財産権を収用される被補償者の立場に立った生活補償のあるべき姿を論述。被補償者の生活補償を理念に掲げるNPO代表者でもある筆者の実務経験から厳選された補償事例「28例」を紹介。
冷戦の時代から21世紀に引き継がれた「貿易と平和」という課題。今、新しい潮流はどこに向かっているのか。
反社会的勢力対応に詳しい弁護士と内部統制システム整備を支援するコンサルタントが、平成19年6月に公表の政府指針を実務担当者に向けて徹底解説。
サラリーマン時代の思い出、藤沢文学の主人公についての論評から創作の秘密までー。没後十一年を経て甦る貴重な肉声。
稀に見る不運体質を背負った男、榛原美貴。東京で勤めた会社を四つも潰した彼は、地元に戻って弟の経営するケーキ屋「ヘーゼル」でアルバイトをすることになったけれど、今度は店に閑古鳥を呼び込む始末。不運男はどこまでも不運なのかーと悩む美貴は、ひょんなことから正反対の幸運体質を持つ高澤葵と出会い、一緒に住むことに。その日々の中で惹かれあっていく二人だが、美貴の不運と葵の幸運が相まって、二人の日常はトラブルばかりに。
瀬戸内海の一小島で一家の旅の途中に生まれ、前半生は僧侶として、後半生は水戸藩士・史臣として「旅」とともに生涯を送った佐々介三郎。その本当の人物像とは?四十年以上にわたり佐々介三郎を研究し続けた著者が彼の生涯と人物像について残された史料をもとに読みやすく・判りやすく紹介。「水戸黄門漫遊記」では、わからない本当の佐々介三郎を知る。
多くの企業・自治体で採用時に行われる「内田クレペリン検査」は、受検者の適正を鮮やかに浮き彫りにする。その秘密は何か、また判定の理論的根拠はどこにあるのか?豊富な受検例解説と本番並みの実験的模擬試験により、読者の隠された内面に迫り、「内田クレペリン検査」の正しい理解と対応のしかたをわかりやすく解説する。
「私」とはなにか。それはいかに作動し、「経験」を作り出し、自己を変容させるのか。「システム」をキーワードに、二一世紀における新たな精神分析の構築を試みる。