バブル崩壊の影響は大きくない。日本経済は環境適応力、自律的調整力を失っていない。必要なのは、規制緩和をはじめとする経済の構造変革だ。的確な分析で今後5年間の成長シナリオを明示する。
本書ではまず、保健所デイケア、精神障害者のケア、市民館活動、学校精神保健など地域精神保健の現状を大きな視点で論じ、次にその実践状況を可能なかぎり具体的に述べた。最後に、精神障害者やアルコール依存症者に対する支持的精神保健活動を地域の拠点たる施設や施設の機能的問題から論じている。
エネルギー、運輸、郵便・電気通信、銀行・金融、テレビ・ラジオ放送の各分野における、OECD加盟先進24カ国の最新の現状報告と提言。
トラファルガー海戦からバルジ大作戦まで、気象学的見地から戦争の勝敗の趨勢を探る。
四億五千万円、関央銀行で巨額の横領が発覚した日、貸付係二宮加代子の姿が消え、やがて絞殺体で発見された。加代子の黒幕の男を探せ。ようやく一人の男に辿り着いた時、男は突如消息を絶った。男もまた背後から操られていたのか?影も形もない大金は誰が懐へ入れたのか?犯人の臭跡は絶たれ、ついに完全犯罪成立の寸前、犯人を焙り出す驚愕の証拠が。
ECにおける物・人・サービス・資本の自由な移動を規制する「EC経済法」について、日本企業のECに対する活動にとって重要な分野を取り上げ、第一線の研究者・実務家が解説する。
著者の学問遍歴は目ざましい。和辻学に始まって日本古代の神話学・宗教学、さらに西洋哲学、ユング心理学を経て、東洋思想、気の哲学へと展開する。今世紀の科学技術の進歩がもたらした精神世界の破壊と混迷、現代人の心にとりついていた不安の数々、著者は本書において、その幅広い学問と思索の遍歴を踏まえて、ユングの共時性の問題やラインに始まる超心理学を手がかりに、これらの精神世界の深層にひそむ、光と影を究明する。
複雑でわかりにくい労働安全衛生法令上の諸規定を、項目ごとに、ひと目でわかる一覧表に編集。すべての安全衛生担当者に役立つ実務必携書。
「ベッドがパリを支配し」、性的不道徳が謳歌された十八世紀ヨーロッパ、エカテリーナ女帝をめぐるロシア宮廷、マリー、アントワネットとサドに代表される大革命の血の陶酔と性的倒錯、ヴィクトリア女王とブルジョワ的偽善の十九世紀、そして社会主義革命と二度の大戦を経て現代のセックス革命に連なる風俗の変遷を、真の人間解放への過程としてとらえる包括的風俗史。
ネロやメッサリナの悪徳と狂宴に象徴される帝政ローマの風俗、キリスト教、イスラム教の強い影響のもとで抑圧され、屈折した性の意識、騎士道華やかなりし中世ヨーロッパ、きらびやかなルネサンス、バロックを経て、「大革命の勃発するまえ、愛をもてあそび、絶えず恋をしていたヨーロッパの男女の時代」ロココまでを描く、興趣尽きない性風俗の絵巻。
遺物や神話・伝説が語る先史人の性意識、史上最古の恋物語を遺したシュメール人とメソポタミアの諸民族、兄弟姉妹婚、割礼など独自の風俗のエジプト、カジュラーホの石彫と「カーマ・スートラ」のインド、旧約聖書の舞台イスラエル、美と善が一致した少年愛のギリシア、ヴーナスの町エトルリアとローマ-。図版とエピソードを駆使して描く性の文化と風俗の変遷。