近年、精神医学を生物学的視点に立って研究しようとする動きが盛んなことは周知の事実である。百万言の精神療法よりも、一粒の向精神薬が異常な精神症状を取り除くのに役立つ事実を知るにつけ、精神症状も所詮は、生物としての人間の細胞レベルの機能異常がもたらす現象であると知る時に、われわれはやはり、精神現象を物質レベルに還元して解明する夢を捨て切れない。本書は正にその夢を語る一里塚である。
庶民文化の美しい花々-今もなお全国津々浦々で誇高く行われている民俗芸能。伝統あるそれらの芸能の性格を最もふさわしい写真により明らかにする!
本書は、記帳技法を修得しながら段階を追って複式簿記の原理を体系的に理解し、会計学の基礎学力を養うことを眼目としている。単に勘定科目を羅列し解説するのではなく、企業の会計構造の理解に重点が置かれている。一部には簿記論のテキストは実務にそのまま適用できないという批判もあるが、各企業の独自性・特異性を排し、共通的に発生する取引を中心にして原理を学び、基礎力を充実させなければ、激動する企業環境に対応することもできない。
東西両医学を症状、体質にあわせて縦横に駆使。-救急手当てから慢性病まで-。
法的危険管理による企業防衛の戦略!
学問研究をはじめビジネスやジャーナリズムなどの知的生産の第一線で活躍する知名人が、自ら編み出し開発した創造技法のアイディアを集大成。「知的生産の技術」研究会が長年の活動を通して集積した、多彩な人の多種多様な知的生産の技術のエッセンスを体系化。よりよい知的生産を目指す人、必読の書。
ゴルフ会員権、リゾートクラブ会員権、資格取得講座、学習熟等をはじめとするサービス取引を巡る消費者トラブルの実態を把握・分析し、消費者利益の擁護を図る見地から、トラブルの未然防止のための対応策を探る。
“ドブ板”的活動、国会議員の先兵、地方政治の中核ー多様な顔をもつ地方議員は何を考え、どう行動しているのか。豊富なデータに基づき、地方議員7万5000人の生態を描く。
混迷する現代人に、善政をしいた名君、多くの著書を残し一派を開いた学者、幕府政治を否定する思想の源を開いた将軍家の近親、義公・水戸光圀の深さと偉大さを熱くうったえる!
営業のQCはなかなか進まないと言われる中で、安川電機製作所大阪支店は、QC推進の第一目標を「売上げ倍増」に置き、これを達成するために支店のビジョンを方針管理で確立して受注・予測活動のQC、支店の品質保証活動、ユーザの要求品質の発掘から新商品の開発へと、数々の独創的なしくみを開発・実践し、デミング賞受審の難関を突破して成果を上げた。本書に収めた安川電機製作所大阪支店の第一線営業マンが熱く燃えながら全店に展開したTQCの導入・推進の実践の記録には、営業・販売のQCの体系化を一歩進めたものとして貴重な実施例である。
著者は、原爆に始まる核兵器開発の歴史と、これにともなってアメリカの指導者たちが打ちだした核戦略の移り変りを簡潔に跡づけながら、それらの戦略がいかに愚かしく、また危険に満ち、むなしいものであったかを明らかにしている。キューバ危機のほかにも一触即発の危機は何度もあったのである。人類と核兵器との関わりの歴史を包括的にとらえた本書は、わたしたちの平和な未来を考えるうえで多くの示唆を与えてくれるであろう。
イ・イ戦争、マルコス失脚など、’80年代はヨーロッパ世界に生まれた概念や方法論では最早理解できない。現代世界の複雑な秩序の論理はなにか?現代日本の文明史的意味は?同時代を生きる知性が混沌の中から新しい世界認識の枠組みをつかみとる刺戟的な論考。