民法と手形法の統一的研究。筆者は、田中耕太郎博士によって、かつて主張された独特の手形学説を発展させることによって、また他面では、四宮博士の信託法理の研究を取り入れることによって、全く新しい手形理論(授権説)および手形構造論を考えるに至った。そしてこれを手形法の本場ともいうべきドイツで発表し、ドイツの学界で関心をもたれている。本書はその邦訳であり、それに日本の読者向けの〔補説〕を加えた。
数々の症例や、国内の大学で証明された研究データから安心・納得のリウマチ克服法をわかりやすく解説!
熱海土石流事故はあなたの身近でも起こりうる。2021年7月熱海土石流事故は建設残土問題をクローズアップした。同じように全国には、持ち込まれ、積み上げられる危険な建設残土が存在する。この現実を精査して、土砂条例と実効性のある法規制の必要性を説く。
社会の公器たる企業の発展こそが、日本再生に繋がる。今、必要なのは変化に対応できるイノベーションとダイナミック・ケイパビリティだー。次代の担い手に向け、第一線で企業経営に携わった著者による、新時代を生き抜くための渾身の啓発書。
混迷する現代人に、善政をしいた名君、多くの著書を残し一派を開いた学者、幕府政治を否定する思想の源を開いた将軍家の近親、義公・水戸光圀の深さと偉大さを熱くうったえる!
葉子を癌で失ってからというもの、僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていたー。万引きを犯し、衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷、高校の先輩女性との官能的な体験、不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁、ファンの心を癒すSMの女王…。主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と、南仏ニースでの葉子との最後の日々。青春文学の名作『パイロットフィッシュ』につづく、慟哭の恋愛小説。
日本型雇用システムを前提に構築されてきた解雇規制を今後も維持していくことが本当に望ましいことなのか?過去の政策論議を振り返るとともに、国際比較から日本の解雇法制を特徴づけた上で、エビデンスに基づいた改革案を提示。法学者と経済学者の協働が袋小路に入り込んだ政策議論にブレイクスルーを起こす!
名機零戦の整備に活躍し、大空の戦いに赴く搭乗員たちを陰で支えた整備兵が、若きパイロットたちの素顔を綴るイラスト・エッセイー搭載機銃の秘密から、海軍航空隊裏話、猛者たちの青春群像まで、最前線をわたり歩きながら天下無敵の零戦隊を眺めつづけたベテラン下士官が、涙と笑いのエピソードで活写する。
近年、新興大国やグローバル・サウスと称される国々の台頭、コロナ禍、地球温暖化、更にロシアのウクライナ侵攻など、これまでの平和を前提としたグローバル自由貿易体制に変革が求められ始めた。本書は、GATT/WTO体制下における国際貿易上の諸問題を、各分野の第一級の研究者・アナリストが、過去、現在、将来の3つの視点から論考する。