彼だけが何故、日本人で唯一、8000メートル峰14座を登り切れたのかー。生き延び、山に登り続けるプロ登山家が胸に刻んできた、言葉の数々。写真家・小林紀晴が見た、14サミッターの深層。
「キレイになりすぎた人体」に、今すぐ野生を取り戻せ!腸に寄生虫を戻す。街に猛獣を放つ。大都市のビルの壁を農場にする。-無謀な夢想家たちの、愛すべき実験の数々。
やりがいのある仕事、多忙な日々。夜討ち朝駆けの記者生活のなか、身体の不調を体力で紛らしているうちに、知らずしらず状況は悪化、透析に踏み切らざるを得なくなった。そして一七年四カ月。銀婚式を一年後に控え、妻から臓器提供の申し出があったー。二〇〇九年七月より二〇一〇年二月まで、熊本日日新聞で連載され、大反響だった「命つないでー透析から移植まで」を大幅加筆して単行本化。透析の日々、移植への決断、家族への思いを率直に綴る。
本土空襲に備え、昭和12(1937)年に成立した防空法を中心とする「民防空政策」。焼夷弾火災に対する「敢闘精神とバケツリレー」に象徴される防空法は、国民に負担を強いるだけの悪法のように論じられてきた。しかし、防空法は、「監視、通信、警報、燈火管制、分散疎開、転換、偽装、消防、防火、防弾、防毒、避難、救護、防疫、非常用物資の配給、応急復旧」という空襲の流れを網羅し、準備から空襲後の処置・復旧にまで対処するように定められている。消防・防火の失敗だけで評価することが本当に妥当なのか?本書では、防空法を中心とした民防空の国民保護政策としての歴史的意義を検証し、今日の防災へと繋がる「教訓」を明らかにする。
法的整理に応用できる私的整理のプラクティス。経営、会計・税務、法務にわたり横断的に解説。上場・グループ・海外など発展的課題にも対応。
選挙は、四年に一度、待ちに待ったムラ祭りの様相を呈する。たとえば、「カネと中傷が飛び交い、建設業者がフル稼働して票をたたき出すことで知られる甲州選挙」(朝日新聞07・1・29)。その選挙をささえる親分子分慣行、同族や無尽などの民俗組織、義理や贈与の習俗ーそれらは消えゆく、その地の遺制にすぎないのか。選挙に生命を吹き込み、利用されつつも、主張する、したたかで哀切な「民俗」の側に立って、わが政治風土の基層に光を当てる。
ぼくのなまえはポチブル。きのうのあさ、くもにさそわれてとおくまでいってみることにした。もちろん、かみとペンをもって…。そして、ぼくのうちにてがみをかいた。
雷鳥社メールマガジン『声優になる!マガジン』の人気連載、「私が声優になった理由」インタビューより13人を収録。
初動対応、手続の手法から、実務の前提となる理論を要領よく解説し、書式・記載例を満載!中小企業再生支援協議会スキーム、事業再生ADR、経営者保証ガイドライン、特定調停など、主要な私的整理の概要や実務の留意点を簡潔に解説!事業再建の手段として、デットリストラクチャリングの手法、事業再生計画の策定や再生ファンドの活用方法など、多彩な事例を詳解!
水戸八景。その地に立てば、烈公徳川斉昭の選定眼の確かさと詩心の豊かさとをしみじみ感じさせてくれる。楽しい史跡めぐり。
東京&ロスでレコーディングされた2年半ぶりのオリジナル・アルバム。瀬尾一三を音楽プロデューサー兼アレンジャーに迎え、自作ナンバーの音楽世界をさらに堪能できる内容をものにした。
手続の流れに沿って、民事再生・会社更生・再建型私的整理の実務の留意点、関係法、重要裁判例をピックアップ。解説文は最小限に、表を多用し、見やすく整理。裁判例は要旨を的確に抜粋し、数多く紹介。理解を助け、知識を深める詳細な脚注。付属編では、関係の深い雇用調整や人件費の削減等を概説。検索に便利な事項別索引、判例年月日別索引つき。
複雑化した中国情勢を理解するための必読書!異例の3期目入りを果たした習近平総書記は「一強体制」を揺るぎないものとしたが中国を巡る情勢は複雑化している。経済のV字回復は可能か、新体制の政治分析、米中関係と台湾問題、中国型社会保障の実態と問題点、債務問題、IT企業の世代交代、半導体の国産化、EVやエネルギー産業など、中国が抱える諸課題とその展望を多角的に検証した必読書。