世界のはるか東の果て、海の彼方にあるという国。ヨーロッパの人々の眼に「日本」はどう映ったのかー詳細不明の「ジパング」が、正確な形に描かれていく。西洋による日本理解の変遷を追う。1528年のヴェネツィアから1797年のローマまで、西洋の世界地図の中から、日本が登場する部分を年代順に、125枚収録。
消費者庁の検証事業報告書(2016年3月)に対応した、良質なSR作成のための必携書。
登記制度の常識を疑え!登記制度の問題点を解決することをめざし諸外国との比較や歴史から学び登記制度の新たな常識を打ち立てるためのテキスト、誕生!
ランダムな変異という材料を自然選択のふるいにかけるだけで、生物たちの見事な形態と機能が都合のいいスピードで進化できるのか?複雑で精巧な組織は、なぜ未完成の段階で淘汰されずに進化できたのか?ダーウィン進化論の最大の弱点とされてきた謎が、進化発生学という新領域で解き明かされようとしている。この新理論では、遺伝子の単なる「乗り物」にさえたとえられた生物の血肉の部分が、進化に道をつける主役に据えられる。しかも、生物の複雑さを還元主義的に解体して遺伝子に行き着くのとはまったく別の方向に、進化のメカニズムを探るべき広大な地平が開かれていることに、読者は目を瞠るだろう。本書の理論は「弱い連係」「探索的挙動」「拘束とひきかえの拘束解除」といった、生物を形づくる複雑なネットワークが生み出す性質に支えられている。複雑さそれ自体が、一見都合のいい進化に本質的な役割を果たしているのだ。本書は新しい進化観を展望する山頂へと、ふもとから一歩一歩、着実に読者を導いていく。このめざましい進化観の変革を見逃す手はない。生物系のモジュール化とパターン化の基礎となるプロセスが、進化史のなかで保存され変化しないという議論や、その拘束が表現型の拘束を解除するという見解は、生物学の幅広い領域を刺激するだろう。
怠けてるんじゃない。ゆっくりが貝の生き方。
建築や都市は、デザインされ、つくられる。いつの時代もそうだ。そして、つくられた建築と都市のあいだには、生活や時の流れが織りなされて積みあげられてゆく。人が行き交うこの3次元の世界を2次元の絵画に描き出すとき、つまり、建築と絵画というふたつの感性がひとつになったとき、そこには新たな感性が確かに立ち現われる。美術史と建築史の研究者が切り結ぶ、野心的な対話の世界を開いてみよう。
下位法令や通達も収録。制度全体と運用が1冊で分かる。
瀬戸内海の小さな無人島に残された古墳群と浜辺に散乱するおびただしい量の師楽式土器は何を語るのか。学生や教員、地元の人びとと共に行なわれた発掘をとおして、古墳を造ったのは貴族でも豪族でもなく、営々と土器で塩を作っていた塩民であったことを描き出す。
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻に揺れる世界の秩序を、習近平政権はいかに認識しているのか。アメリカに追いつくことを目指す中国共産党の現状認識と到達点はどこにあるのか。その国内統治と世界戦略を透察する。
弥生時代の青銅器生産に関して、従来顧みられることのなかった鋳型の裏側や側面に残る痕跡から鋳型製作に関する地域性や時期的変遷を調査し、当時の青銅器製作者の姿を浮かび上がらせる。同時に小形〓(ほう)製鏡、巴形銅器などの製品からも分析を進め、その製作や流通の様相など、各時期における生産体制を復元する。須玖遺跡群を中心とした弥生時代の青銅器生産体制の総合的研究書。
強制なき法はありうるのか?強制とは何か?法は単なる脅迫とどう異なるのか?ハートの自然的正当化やラズの「天使の社会」論証、シャウアーらの議論を通じて、法の強制性の輪郭を描き、根拠を探る。
子猫からお年寄り猫まで、猫との暮らしでいちばん大切なこと。空前の猫ブーム到来!でも、初めての猫との暮らしがうまくいかなかったり、長寿となった猫の介護に悩む人も増えているようです。留守番猫をサポートするキャットシッター歴25年の「猫のプロ」が、人と猫が家族としてずっと倖せに暮らす秘訣を伝授します!
医療用医薬品に関する医療関係者への利益供与・贈収賄に関する規制について…関連法規をコンパクトかつ和英対訳方式にて解説。国内及び海外における規制を一元的に整理して掲載。