日本の47都道府県旗、1741の市町村旗、1247の廃止市町村旗などの地方旗3000以上掲載!
西日本で水田稲作が始まった弥生時代のはじめ、東北北部では縄文晩期の亀ヶ岡文化が栄えていた。本書では土器文化・居住・交易の三つの観点から、縄文晩期の文化および社会が弥生時代のものへと移行した過程について論じ、「縄文/弥生移行期」における地域的特質を明らかにする。筆者が実際に関わった遺跡発掘調査の成果と共に、豊富な遺跡・遺構の集成図表を収録。
手引ろくろという独特の道具を使って、お椀などの素材を作っていた木地屋と呼ばれる職人たち。国内各地に残るろくろをテーマとして、精緻な構造分析や地域比較を行い、木地屋の歴史と技術の系統・移住の系譜などを、豊富な図版とともに実証的に明らかにした貴重かつ画期的な研究。東北から沖縄まで、現存するろくろ六六点の調査台帳も収録する。
著者が米国議会図書館で発見した「要視察人名簿」には、野坂参三、渡部義通、橋本登美三郎、細井和喜蔵、和辻哲郎ら著名な政治家、社会主義者、労働運動家、ジャーナリスト、作家から、無名の労働者、強請を糧とするアナキストまで、多くの人々の情報が記載されている。
この史料の原本原題は「井野口屋飛脚問屋記録」となっている。今回の翻刻にあたり「飛脚問屋井野口屋記録」と改めた。史料は全巻三十三冊から成り、各冊ごとに通し巻数を付けている。その順序はもとのままとし、各冊の巻数も本文ではそのまま表記した。今回の翻刻にあたり、三十三冊を四巻に分けて刊行することとした。したがって第一巻には、原本の一巻から八巻、第二巻に九巻から十六巻、第三巻に十七巻から二十四巻を収めている。本巻はその第四巻で、二十五巻から三十三巻を収める。この記録の内容は整理された同家の史料で、享保八年(一七二三)から天保十四年(一八四三)にわたっている。