近代としての国家を越える歴史学の試み!19世紀ナショナリズムの時代に、“ロシア”は交錯する国家・民族・宗教・歴史を、いかに再編しようとしたのか?ロシア帝国史の新しい地平を目指す。
記録映画を通して戦後日本を読み解く、シリーズ第2巻。
前著『シュタインの社会と国家』の続編。後期シュタインと言うべきウィーン時代のシュタインの活動を研究対象とし、国家学、社会学、行政理論、教育学などからなるシュタインの総合的国家学体系を分析することで、それが現代ヨーロッパの“社会国家”の学的根拠となっていると言われる所以を明らかにした。(著者「序文」)
『資本論』等に依拠しつつ経営学の基礎理論の構築のみを目的とした構成。協業と指揮に関し全く新たな概念を次々に導入し、新規の諸議論を展開している。
不思議で妖しい二人同夢、稚児幽霊、狐の髪切り、閻魔の苦患…は何を物語るか。笑えないユーモア『音なし草紙』や『永正五年狂歌合』新たに発掘した『鼠猫論』、『医文車輪書』などを新鮮に考究。
ホフマンに遡り、ゾラを発見し、ヴィクトル・セルジュを救出しつつ、ジュネを召喚する…、欧米探偵小説の聖杯の騎士達はもとより、マヤコフスキー、チャペック、ボルヘス、レム、マルケス…そして数多の日本語文学作家をも包摂した比類なき大著。20世紀の最深部を踏破するライフワーク!
天福元年正月より4月までの藤原経光の日記。経光は22歳で弁官に任ぜられ、蔵人兼右少弁。紙背文書も収録。
小説を書いたとの理由で教壇を追われ、志賀直哉の弟子として作家となる。その教育実践記。
図書寮叢刊は、書陵部蔵書群の内、歴史・国文その他の資料的価値の高いものを逐次翻刻出版するものである。本書は、『九条家歴世記録1』として、九条家本の内より14部18点を収めた。