うどんばかりが讃岐ではない。大人の知的遊びの達人・七人衆が路上に探り当てた“虎瓦”から“アブナイ貼紙”まで珍品怪品350点。
コバルト文庫の人気シリーズ〈炎の蜃気楼〉のイラスト満載。書きおろし短編収録。
夢を追う日々。映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」製作・興行全記録。
“クイズ界の貴公子”能勢一幸が、第15回ウルトラのすべてを、思いっきり明るく楽しく書き下ろした大興奮のクイズ・エンタテインメント。
なぜ読むのか?そしてどのように読むのか。なぜ書くのか。そしてどのように書くのか。
1962年11月16日、1人の在日朝鮮人青年に絞首刑執行。李珍宇、22歳。あまりにも酷薄な「朝鮮の息子」の生と死は、われわれに何を突きつけているのか?
日本海軍が世界にほこる最高峰の飛行艇「二式大艇」-大戦末期、戦勢挽回の切り札として輿望を担った名戦闘機「紫電改」を生むにいたる“川西航空機”の若き技術者たちが、頭脳と熱意と努力を傾注して挑戦する不屈の開発物語。戦火の空に展開された搭乗員たちの死闘とともに活写する感動のノンフィクション。
死者は常に尊く美しく、生き永らえた者たちは常に彼らへの回想をわすれない。作家豊田穣は、かつて二十三歳のみぎりソロモン海上空で乗機被弾、漂流の後、苦渋の時をへて生還。戦後、作家となり直木賞を受賞。それから十余年、全国を行脚して同期の若桜たちを描き、不惑の時代を生きて逝く。本書は感動の紙碑。
幻の外務省報告書はあった。報告書の分析と関係者の証言から、中国人強制連行の悲惨な実態を追う。
福井の少年時代、大相撲入り、そして栄光と挫折を繰り返しプロレス界の頂点に昇りつめるまでのドラマチックな格闘人生を豊富な写真とともに天龍自身がすべて語った、闘龍メモリアル。登場する各レスラー、技、用語などの注釈やデータ年表なども収録した、完全天龍本登場。
県民の四人に一人が死んだ沖縄戦。その最大の犠牲者は住民だった。“鉄の暴風”の下、人々はいかなる日々を生き、かつ死んでいったかー。初めて公刊される一住民・一家族の克明な体験記録。
極限状況での人間の知力・体力・精神力と戦争の真実を活写し、世界が感動した冷静かつ果敢な零戦ファイター。著者が撮影・所有の貴重写真を多数収録。
零式戦闘機(零戦)を駆り、世界で最も速く強かった撃墜王が戦闘機戦の全てを描いた鎮魂の名著。16歳で海軍の一兵士となり、霞ケ浦海軍航空隊を首席で卒業。九六艦戦、零戦で200回以上の空戦を闘い、敵機64機を撃墜した不世出のエース(撃墜王)。林望氏が、解説(下巻収録)で「青春を賭して、戦争を生き抜いた重い軌跡」と絶賛。
1994年初頭、メキシコ南東部に起きた先住民蜂起はメキシコ社会の民主化を要求する局地的なたたかいでありながら、世界性を帯びている。北米自由貿易協定がなぜ先住民への死亡宣告書なのか。異民族同士はいかに出会い、信頼しあえるのか。人はいかに兵士となり、どんな未来に兵であることをやめることができるのか。大衆と指導部、女と男、農村と都市、非権力と反権力ーひからびた政治言語を排した彼らのメッセージはこれらの難題に挑戦する。メキシコ屈指の評論家、ポニアトウスカとモンシバイスも寄稿。