キャスト、スタッフインタビューをはじめスペックホルダーやストーリーの謎に迫る公式完全本!
漫画史に傑出する長編作品『ジョジョの奇妙な冒険』。抒情的かつ異風的であるこの芸術作品を、四半世紀にわたって描きつづける創造力の源泉はどこにあるのか?技法を精緻に分析し、作品を漫画の歴史のなかに位置づけ、理論にもとづいて荒木飛呂彦の作風と物語の独創性を読み解く。ファン待望の漫画評論!
極北の村シオラパルクでの極地生活と犬ゾリのトレーニングを終え、植村直己が次に向かったのは、グリーンランドのヤコブスハウンからアラスカのコツビューまで1万2000キロにおよぶ途方もない犬ゾリ行だった。ブリザードに行く手を阻まれ、ソリを海中に落とし、白熊の恐怖におびえ、食糧不足と重労働でハスキー犬たちを次々に失ってしまう。それでも1年半をかけて完全走破した、植村直己の不滅の記録である。
ソ連参戦からはじまる爆撃、復讐、襲撃、略奪、強姦、飢餓、極寒、病気、そして脱出。過酷な運命の中で、祖国への生還を目指す引揚者の労苦を少年の目で描写。いまなお朝鮮の凍土に眠る、望郷を果たせなかった無念の日本人の御霊に捧げる慟哭の書。
ダメな自分と決別すべく、愛車(リヤカー!)とともに旅に出た。ブルガリアで凍傷による指切断の危機に直面し、東ティモールでは警官からケツバットを食らい、カナダでは熊と一戦交え…波蘭万丈の、遅々として終わりなき旅。「遅ければ遅いほどいい」とリヤカーを引いて歩き続けることにこだわった著者が見た、時速5キロの旅の絶景。
フルマラソンを超えた距離を走る過酷なレース「ウルトラマラソン」が、いま静かなブームになっている。ランナーたちは何を求めて100km、200kmと走るのか?その知られざる魅力を、著者の実体験をもとに紹介!100キロを走れば、人生が変わる!ウルトラの歴史、ハウツー、超長距離を走る極意が満載!!
著者は3分44秒/kmペースで100kmを走破したという、知る人ぞ知るウルトラマラソンの現世界記録保持者。人体の限界を超える長い距離をいかに速く走るかという点で、フルマラソンはウルトラマラソンに通じる。そのポイントは「腹走り」。いたって簡単に体得できるこの走りはいったいどんなものか。そして、どんな練習法で自己ベストを目指したらいいのか。フルマラソンでも2時間10分8秒の記録を持つ著者のノウハウを余すところなく初公開する。
トップアスリート、一般ランナー、高校生、中学生ら多くのアスリートたちがBCTの効果と変化を実感!30年ぶり総合優勝・日体大駅伝チームのメソッド。
世界の写真家たちが危険を冒して捉えた洞窟の美しさ、神秘さ、壮大さ。自然が作り出す不思議な造形の鐘乳洞、凍てつく氷の世界の煌めく氷穴、妖しくも美しい神秘的な地底湖、人の英知が生み出した珠玉の石窟遺跡、迫力に圧倒される重厚な岩石洞など、世界中の洞窟を一冊に凝縮!
この国の310万人余が死んだ。生きのびた人たちの痛みとは。40年間におよぶ聞取り・史料調査の集大成!40数年間に延べ4000人から聞取り調査を行なってきた昭和史の探究者が、戦後70年の節目に渾身の力を込めて!
確実に死ぬには死刑が一番だ。できるだけ多くの人を殺そうー。2008年茨城県土浦市で9人を殺傷した金川真大。「完全勝利」と言い残し13年絞首刑に。享年29。「殺人は悪じゃない」と嘯き、ひたすら死刑を求めた男。死は彼の望み通りと分かっていても尚、極刑を願う遺族の苦悩。面会を重ね、葛藤する記者たち。何が彼を凶悪犯罪に走らせたか。死刑制度の意味を問う驚愕のドキュメント。
マラソンは誰がやっても、いつから始めても、ただがむしゃらにやれば、結果がついてくる。それも魅力の一つなのだ。ただ、息が、足が、命が続く限り、走ればいい。そうすれば結果がついてくる。これほど単純なスポーツはない。これほど平等なスポーツはない。(略)明治大だろうが、東大だろうが、そんなレッテルも関係ない。(略)男も女も、年寄りも若者も、関係ない。年寄りがぐいぐい走り、若者が道端で倒れ込んでいる。何の差があるのか、それは練習だけだ。タイムが大事か、プロセスが大事か、それは人それぞれだ。
ある日、文芸エージェントのピーターのもとに届いた一篇の原稿。迷宮入りした殺人事件の真相を告げるといいながら、後半部分は送られてきていなかった。ピーターは残りの原稿の行方を、そして事件のことを調べ始めるが…。エージェント、記者、元警察官と次々に交錯する語り手とそれぞれの視点。全てのピースが揃ったとき、あり得ない真実が浮かび上がる!世界中が騒然、ルーマニア出身の著者が贈る眩惑ミステリー。
創刊40年を迎え、発刊総数は約4500冊になるコバルト文庫。昭和から平成にかけて、時にはちょっと大胆に、若者たちの心に寄り添い続けています。ラノベの元祖とも言われるその全貌を、正確な記録としてまとめました。少女文化研究の基礎資料となるように…なんて大義名分はともかく、コバルト・ワールドをいっしょに楽しみましょう!
一九七七(昭和五十二)年六月二十三日号にスタートした「週刊文春」の名物映画評「シネマチャート」。四十年間で四千本を超える映画に二十九名の評者が☆を付けてきた。その☆を初めて集計し、洋画ベスト200、邦画ベスト50を選出。「我らの時代の映画」ガイドの決定版!