朝から晩まで7年間観察。史上初!犬のかわいさを徹底的に集めた本。専門家監修!犬の豆知識も満載。
それぞれの部屋に残された届かぬままの「たすけて」が浮き彫りになる。生きづらさを独りで抱え込むすべての人へ贈る衝撃のノンフィクション。
政権中枢が推し進める横浜市へのカジノ誘致に対し、これを阻止すべく人生最後の闘いに打って出た九一歳“ハマのドン”こと藤木幸夫。そこには横浜のみならず全国の港湾を束ねる者として、「博打は許さない」という信念があった。カジノの是非について住民投票を求める市民の署名は二〇万筆近くに上ったものの、市議会では否決。決戦の舞台は二〇二一年夏、横浜市長選となった。菅首相はじめ政権総がかりで来る中、藤木と市民との共闘のゆくえはー。国内外で高い評価を得たドキュメンタリー制作の舞台裏を明かす。
メキシコの新しい文学の先駆者である著者がバタイユの『エロスの涙』に触発され、耐えがたい苦痛にあると同時に恍惚的な愛の儀式を偏倚で執拗な事物の描写を通して描きだした未聞の残酷怪奇譚。解剖学、写真術、心霊術、中国幻想、性愛術を巡る言葉が綯い交ぜとなって強迫的に読者を襲うヌーボー・ロマンの知られざる傑作。
いく度か圧潰を覚悟しつつも、そのつどに奇蹟の浮上をとげ、死なざること不死鳥のごとく破竹の快進撃をつづけ、苦境の中にあっても冷静沈着、ユーモアたっぷりに敵をあざむき、ゆうゆう活路を開いて脱出する青年士官ー戦場においては果敢に作戦任務を遂行、ついに不沈の潜水艦長となった海の王者“キャプテンイタクラ”が描いた海底戦記の決定版。
グレートジャーニーとは500万年まえ東アフリカで誕生した人類が、何万年、何万世代もの時間をかけて、南アメリカの最南端にたどりついた人類最大の旅。1993年12月、関野吉晴はグレートジャーニーを逆ルートで歩みはじめた。小学校高学年から。
三郎にもう一度相模の海を見せたかった…。兄・氏照を描く『炎の蜃気楼』番外編。
ブコウスキー20代の無頼の日々を綴った秀作。
食べておいしい、釣って楽しく、鑑賞しておもしろい魚たち。我々の暮らしに非常になじみが深いのに、その生活ぶりや驚異の超能力については意外に知られていない。そこで本書は、おなじみサンマ・イワシ・マグロから、人気者のアシカ・ラッコ・ジュゴンまで、海の生物たちの知られざる生態や楽しいエピソードを、美しいイラストと共に紹介。驚きと神秘に満ちた海中のドラマ。
御先祖様、申し訳ありません。花の盛り、桜の木が無残にも伐り倒されたー墓に晒を巻いて、むらびとは泣く泣く村を出たー雪の中、ひまわりの花が待っていたーダムに揺れた愛する故郷を涙で曇ったレンズで見て20年。
赤鯨衆に戻った高耶は、傷が癒える間もなく戦闘に復帰した。鷹の巣砦の陥落を聞いた時から、高耶の心はひとつのものに向かっていたのだ。伊達の新型兵器の前に敗れた鷹の巣砦の有り様は無惨で、遊撃隊で無事が確認されたのは、十名だけ。兵頭すら安否が確認されていなかった。直江を気づかう高耶は、嶺次郎に直江の正体をあかそうとする。その時口屋内が攻め込まれたという連絡が入った。