リーグ2位という成績でシーズンを終了した、2006年度の阪神タイガース。首位の中日ドラゴンズを猛追したレギュラー・シーズンの、激闘の軌跡を収録。記録の達成などの偉業の数々や、片岡の引退時の胴上げシーンなどが楽しめる。
1985年6月21日、ミュンヘン大学のホールに満員の聴衆を集めたチェリビダッケは、ピアノと黒板をふんだんに使い、細心の注意を払って事前に書き上げられた資料に沿って、あるいは即興的に講義を進めた。現象学とは何か、音楽の現象学とは何か。チェリビダッケの音楽観を示す、唯一の講演録、待望の日本語版。コンサート記録付。
経営はテレビドラマ・映画が教えてくれる。
ゲーム『ルミネス』のために立ち上げたユニット、元気ロケッツのメジャー・デビュー・シングル。まだ地球に降りたことのない17歳が歌うラブ・ソングというユニークな設定で、プロデュースを水口哲也、音楽制作を玉井健二が担当している。
一教師が「歴史の証人」たるべく死を賭して綴ったナチの残虐の記録。ナチのポーランド侵攻(1939年9月1日)から、ゲットーの構築を経て、42年8月までの過酷な日々が、驚嘆すべき冷静な筆致で描かれる。従来の上下2巻から内容を取捨選択して、通読しやすい縮訳版1巻に。
輝かしい地底労働から痛憤の事故、閉山・廃山にいたるまでー過労自殺とワーキングプアの社会をつくりだした日本資本主義の暗い原点がここにある。
家で作ることのできる標本の作り方を紹介。博物館や大学などの研究機関で作る標本は、特殊な方法や薬品を使うことが多くありますが、この本ではできるだけ家でできる作り方を主眼において紹介します。また、標本以外の自然記録やデータを残す意義や活用の仕方、採集のマナーなども合わせて記載。
「アブラハムの子」「げんこつやまのたぬきさん」など、おなじみの手遊び歌を映像で解説。監修・出演はKiroroの金城綾乃が担当。育児経験を持つ彼女が、オリジナル曲を交えつつ、子供との楽しいコミュニケーション方を紹介してくれる。
「タイガーフォース」とは、南ベトナム駐留米軍の第101空挺部隊に所属した45人編成の小隊のこと。当時は陸軍の公式記録に名前のない幻の部隊で、約7カ月にわたり、非武装の村を焼き払い、数百人の住民を殺戮した。この事実が世に知られたのは、40年近く後の2003年。米オハイオ州の地方紙「トレド・ブレード」が、幻の小隊の知られざる残虐行為を、執拗に追跡したCID捜査官の膨大な調書を見つけ出し、初めてその存在と暴虐の全貌を明るみに出した。
「近代的世界像」の抜本的な再検討とそれに代わるべき新しい世界観の構築が哲学の課題となってすでに久しい。本書はそれに応えるべく著された、現代日本最大の哲学者による、近代的な世界了解の地平の全面的な超克を目指した壮大な哲学的営為。まず、カント、マッハ、フッサール、ハイデッガーの哲学的核心部分を鋭く抉り出し、新しい世界観のための構図と枠組を示す。さらに近代科学的自然像がいかなる変貌を遂げてきたかを追認しつつ、相対性理論、量子力学の提起した認識論的=存在論的な問題次元を対自化し、「物的世界像から事的世界観」への推転を基礎づけた廣松哲学の代表作。