19世紀の大ベストセラー、奇跡の復刊!多くのセレブを虜にした手相学の祖「Cheiro(キロ)」の書が、100年の時を超え、現代によみがえる。
家族と共同体が犠牲になった大虐殺から、辛うじて逃がれ、国外脱出したリゴベルタは、人類学者エリザベス・ブルゴスを前に、闘いのために習い覚えたスペイン語で、生まれ育った共同体の習慣とインディオの信条を語り、解放闘争に参加することになったいきさつを述べていく。リゴベルタは、パリで1週間を、ブルゴス女史と寝食をともにし、語り続けた。そして25時間の録音テープが残った。それが同女史の手で編纂され、本書となったのである。スペインで出版と同時に、英仏両国語に翻訳され、大反響を呼ぶ。’83年度「カサ・デ・ラス・アメリカス文学賞」を受賞!
2兆3千億円の負債を抱え、日本最大といわれた日本リースの倒産劇。だが、再建計画を立てた新生「日本アセットマネジメント」は、わずか1年4カ月で更生計画案を東京地裁に提出、認可を得る。事業を継続し、すべての従業員を移籍させるという離れ業をみごとに成功させた。本書は、実際に再建にあたった奥野氏をはじめとした10数名の弁護士と日本リースの社員たちの、迫真のドキュメントである。
伝説のGHQ専属カメラマン、ディミトリー・ボリアが、昭和天皇・皇后、健気な子どもたち、明るいGI、頑張るニッポン人など、「敗北を抱きしめる戦後ニッポン」を鮮烈にとらえた、切なくも感動的な総天然色写真集。
カイロでツアーの添乗員をしているリオの滞在先のホテルに、黒塗りのメルセデスが停まった。護衛官に守られてロビーに現れた男性に視線が引き寄せられる。ゆったりとしたアラブの民族衣装をまとったその男性からは、高貴な雰囲気がにじみ出ていた。どこかの王族にちがいない。これまでそんな人物には会ったことがないにもかかわらず、どこか親しみを感じて、リオは胸が騒いだ。すると彼もぴたりと足を止め、リオのほうをじっと見つめた。その夜、リオが宿泊する部屋のドアがノックされた。訪ねてきたのはほかでもない、彼女がロビーで見かけた男性、中東の王国ダルモーンの王子、シーク・アミールだった。
手塚治虫先生、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、『墨汁一滴』、新漫画党など今まで書かれなかったエピソードでおくるトキワ荘青春物語。
一九七二年に日中国交正常化を記念して、日本にはじめてやってきたパンダ、カンカンとランラン。その愛らしさに誰もが夢中になったが、舞台裏では、飼育担当者たちの試行錯誤と奮闘があった。カラー口絵ほか、写真多数収載。
自分を救ってくれた少年の最期を伝えるため、その両親を捜し続けた介護福祉士、家族を失っても捜索活動に暮れる消防士。「仲間がいるから壊れないでいられる」、東京に疎開した小学一年生の息子と、福島に残った母との励ましの往復書簡、避難所の小学生が作る、いいことしか掲載しない“ファイト新聞”-など。東奥日報、岩手日報、三陸新報、石巻日日新聞、石巻かほく、河北新報、福島民友、いわき民報ー地元に密着した地方紙が伝えた“東北人の3月11日”。
娘を亡くしてはじめて知った「摂食障害」の恐ろしさ!原因は何?早期に発見する方法はなかったのか?悲しみを超えてたどる、わが子の「こころ」の軌跡。
エーゲ海に浮かぶ小島キロス。第二次大戦中この島で戦った元英軍大尉ロマックスは、十数年ぶりに再訪を果たした。が、出迎えたのは島民たちの激しい憎悪。意外にもロマックスは、彼らの肉親をナチスに売り渡した裏切者と思われていたのだ。明媚な景観の陰に交錯する謎と殺意と愛。名手ヒギンズの筆が冴える冒険アクションの雄篇。
昭和20年3月10日。一夜のうちに東京の下町一帯を焼け野原に変え、10万人にのぼる死者で街や河を埋めつくした東京大空襲。自身被災者でもある編者は「東京空襲を記録する会」の仲間と共に、戦後長らく埋もれていた資料を発堀し、空襲当時の模様を正確に再現した。元警視庁カメラマン石川光陽氏らの貴重な写真を得て、一般庶民にとって戦争とは何であったのかを訴える文庫版写真集。
突然の出向命令から、万年赤字会社をどのように立て直したか。「オレがやる」「協力する」「明るくする」を支柱に見事9か月で黒字浮上を達成した男の実録。
ヨガ、オーガニックフード、サプリメント…注目の新しいライフスタイル。在米中からLOHAS(ロハス)な生活を実践してきた著者が解説。
死者・行方不明が2万人を超え、いまだ11万人以上が不自由な生活を強いられている。3・11から100日間の写真記録。