将軍・吉宗による登用で御広敷用人となった水城聡四郎。しかし、具体的な担当はなく無任所のままだった。そこへ吉宗から直々の命が下り、竹姫付きとなる。竹姫には京都から新たなお付きの女中がくるが、その女中が大奥の火種となるー。一方、伊賀者を敵に回した聡四郎を新たな刺客がつけ狙う。聡四郎に最大の危機が。
被災した現場で一人ひとりの体験に耳を傾ける二つの番組「証言記録東日本大震災」と「あの日わたしは」(NHK総合テレビで放送中)を再構成して活字化。未曽有の大震災に向き合った格闘の日々、その後の鎮魂の日々を記録として残すとともに、防災・減災のために何ができるのか、地震大国・日本で共有されるべき体験談を収載する。
恐怖と苦痛、絶望と狂気、そしてユーモア。囚人たちの驚くべき行動と心理、そしてその人間模様を圧倒的な筆力で描いたドストエフスキー文学の特異な傑作が、明晰な新訳で今、鮮烈に蘇る。本書はドストエフスキー自らの体験をもとにした“獄中記”であり、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など後期作品の原点でもある。
電車大好き小学生のチーム「T3」。「ある人に会いに行きたい」というメンバーの大樹の願いを叶えるため、JRに1日乗り放題の「青春18きっぷ」で、東京から山口県を目指すことに!真夜中に出発し、7つの電車を乗り継いで、ひたすら西を目指す1000キロの長〜い旅。終着駅には、憧れのものが待っていて…!?大人気トレイン・ミステリー。小学中級から。
日本社会を震撼させた連続射殺事件の犯人、永山則夫。生前、彼がすべてを語り尽くした膨大な録音テープの存在が明らかになった。一〇〇時間を超える独白から浮かび上がる、犯罪へと向かう心の軌跡。これまで「貧困が生み出した悲劇」といわれてきた事件の、隠された真実に迫る。
双葉町・浪江町・南相馬市、3.11は終わらないーいま明らかになる三病院脱出にいたるまでとその後のこと、また、地元開業医や国保診療所の医師に起こったこととは…医師9名、看護師7名、薬剤師・検査技師・臨床心理士・管理栄養士など6名による手記とインタビュー。
見栄っぱりで家族愛がハンパなく重い町。ほんの数年前の、我が家のあの団欒は何だったのか?父はサイドビジネスのつもりで始めたスナックの金を持ち逃げされ、母はついに家から逃げ出した。マルチ商法に手を出した弟は失踪後、監禁され、私は看護師になるために町を離れた。富山県は魚津市、駅前の小さな中華料理店を舞台にかなりおかしな家族が繰り広げる怒涛の実話ストーリー、待望の第3巻。
単身赴任の男が宴会の翌朝目覚めると、そこに妻がいた。ポケットにはあるものが…「始末書」(勝目梓)。部屋住みの賢吾が兄の頼みで美しい新妻と一夜を過ごすことになった夜、予期せぬ事が次々と…「あによめ」(睦月影郎)。小説現代に好評掲載された名手10人の手になる「10分で読める」短編官能小説集。
経営組織の特徴や基礎概念・構造と、組織運営の基本的テーマを明確にし、組織が抱える現代的課題と政策について理解できるよう解説。
木村伊兵衛写真賞を受賞した『small planet』から7年、待望の新作。コンビナート、港、電車、公園、まつり…鳥の目線で、ミニチュア模型のようにとらえられた、この国の過去と未来が同居する町、四日市。
出版界とIT業界、二人のカリスマ経営者による初の共著にして、ベストセラー『憂鬱でなければ、仕事じゃない』に続く待望の第2弾を文庫化。若いビジネスマンに働く上での精神的心構えを熱く説いて大反響を呼んだ前作から、さらにパワーアップ。ビジネスだけにとどまらず、より日常の局面において、さらなる高みを目ざして己を奮い立たせ、「熱狂」していく上で、何が大切で何が無駄か。二人の生き方そのものが投影された、人生の指針となる珠玉の言葉。
グローバル化・専門家化などが進む中で重要性の増す組織・スタッフ管理などのイシューをピックアップ。関連分野も含めたこれまでの研究成果を、新進気鋭の研究者たちがコンパクトに整理。
組織アイデンティティや組織変革など、変化の激しい現代ならではの重要イシューをピックアップ。関連分野も含めたこれまでの研究成果を、新進気鋭の研究者たちがコンパクトに整理。
9年連れ添った年下のイギリス夫から、突然離婚を迫られ、傷心と勢いで旅立ったスペイン。目指すは聖地・サンティアゴ。失業中のバックパッカーから巡礼オタク、果ては白馬連れ女子まで、国籍も目的も多種多様な旅人達と、ビール&トルティーリャをお供に歩いた44日間。男がなくても、旅がある!傷心を吹き飛ばす、スペイン横断巡礼エッセイ。