第二次大戦における沖縄戦が「国内唯一の地上戦」と語られることがある。しかし実際にはもう一つの熾烈な地上戦があった。旧日本領南樺太へのソ連侵攻である。1945年8月9日朝、ソ連軍は突如日ソ中立条約を破棄し、日本軍の軍事施設、警察施設を攻撃する。侵攻を想像しなかった日本側には、戦車の鋼板を打ち破れる火砲は数門あるのみ。残された手段は破甲爆雷を背負って飛び込むしかなかった。満足な武器もない兵士たちはわが家の見える丘の上で死んでいき、守る者のいない市民は地獄の苦しみに突き落とされた。わずか2週間で4千人以上の戦死者を出した悲劇の記録。
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ひょんなことからダイエットを始めたら、健康に痩せて、自分を推せるようになったってスゴくない?私ができたから、あなただってできる!運動して痩せて強くなれる面白い本(主観)、ここにあります。
三万人もの死者を出した作戦は、どのように立案・遂行されたのか。牟田口廉也司令官の肉声、司令部の状況を詳細に伝える元少尉の日記、地獄の戦場を生き延びた兵士たちの証言などを通じて、太平洋戦争で最も無謀といわれる作戦の全貌に迫る。現在につながる日本社会の病理をえぐり出し大きな反響を呼んだ単行本、待望の文庫化。
戦後日本の発展の象徴、新幹線。アジア各地で高速鉄道の新設計画が進み、中国が日本と輸出を巡って競い合う現在、新幹線はどこまで日本の期待を背負って走るのか。一九九〇年代から始まった新幹線商戦の舞台裏を取材し、世界最長の路線網を実現した中国の高速鉄道発展の実像に迫る第一部、中国、香港、韓国、東南アジア、インド、ハンガリーなど世界各地をたずね、鉄道を走らせる各国の思惑と、現地に生きる人々の声を伝える第二部を通じて、時代と共に移りゆく日中関係を描き出し、日本の現在地をあぶりだす。
いま、「移行支援としての高校教育」の再考が迫られている!新たな高校教育のパラダイムを提言。
消えゆくふるさとへの思い。岡山県中国山地、山あいの小さな集落ー。戦中・戦後、家族が辿った人生と、高度経済成長期以前の生活を、ドイツ文学者が鎮魂の書として綴った貴重な記録。
体質を知る×ちゃんと食べる×やさしく触れる=心と体がととのって、無理なくやせられる。“誰か”がやせた方法じゃなく“わたし”がやせる方法がわかる!
根津権現の門前町に住まう謎の素浪人・徳川京四郎。龍と牡丹をあしらった片身替わりの小袖を着こなす、まさに惚れ惚れするような若武者である。しかもこの男、世間で噂されているとおり、徳川家のご落胤…現将軍・徳川吉宗の甥っ子にあたり、大名、旗本の誘いを蹴って市井暮らしを選んだ、まっこと変わり者の若さまなのである。そんな京四郎、なんの因果か、女読売屋の松子と手を組み、町場のさまざまな騒動や事件に首を突っこんでいく。吉宗から拝領したいわくつきの妖刀村正をぶんまわし、最強の剣法『秘剣雷落とし』が許せぬ悪を裁く!痛快娯楽の最高潮、無敵の新シリーズ開幕!
1958年のNASA設立から、65年が経った。その間に実施した有人宇宙飛行は200回を超え、12人が月面を歩いた。ビッグバン以降、宇宙がどのようにして現在の姿になったのかを解き明かすため、そして宇宙飛行士を再び月面に立たせるため、NASAは今日も宇宙の謎を追い求めている。2021年12月にはジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げに成功。2022年はアルテミス計画に使用するスペース・ローンチ・システム(SLS)初号機の打ち上げも行われた。NASAの功績を語るのに、専門用語や難解なデータは必要ない。なぜなら本書に掲載した写真はどれも、NASAの成功と失敗、喜びや苦悩を体現しているからだ。『ビジュアルNASA図鑑』に収められた写真、貴重な図版、そして関係者の言葉が、読者のみなさんを胸躍る宇宙の旅へ連れだすことを、そしてみなさんが、人類の未来に希望と博愛の光を見いだすことを、願ってやまない。
1923年の関東大地震。その直後から自警団による、朝鮮人、中国人らに対する襲撃事件が多発し、日本人を含む多くの犠牲者をだしたが、その実態はいまだ明らかではない。誰が誰をなぜ殺したのか?検察が立件、起訴した600人以上の被告、約90人の日本人被害者のプロフィールを分析するなどして、民衆犯罪の全貌に迫る。事件から100年、地域に根差した庶民が起こした史上最大最悪の惨事=ヘイトクライムを捉えなおす。