本書は、絶滅動物に関する世界的権威であるエロル・フラーが、絶滅動物の写真記録に焦点を当てて執筆した本である。古いものでは19世紀から、新しいものでは2000年代の写真まで、絶滅への道をたどった生き物の貴重な写真をふんだんに掲載。それぞれの生き物がなぜ絶滅したのか、また本当に絶滅してしまったのか、残された写真にまつわる物語を紹介していく。
定評のある産業組織論の教科書待望の邦訳!豊富な事例に基づく課題主導型の解説で企業の戦略的な行動、競争政策の意義が理解できる。
本書は、初心者向けに書かれた形式論理学書で、命題論理から、ゲーデルの不完全性定理やチャーチ=チューリングの定理等までを取り扱っている。本書の特徴は、真理の木の方法(タブローの方法)と呼ばれる、おどろくほどわかりやすい考え方に基づいており、この方法により、ほとんど寄り道せずに今世紀に展開した論理学の基礎を把握することができる。日本語版では、解答をさらにていねいに説明するなど、独習者にたいしても配慮している。また題材として名探偵ホームズとモリアーティの戦いや、日常会話の落し穴を取り上げており、たいへんウィットに富んだ内容になっている。
「いろんな場所へ行ってみたい。世界じゅうを旅したい」1973年、バイクに少しの荷物を積むと、アンヌはパリをはなれ、カナダ、アラスカ、日本、インド、アフガニスタン…と心のおもむくままに走りました。バイクで世界一周をした、初めて女性ジャーナリスト、アンヌ=フランス・ドートヴィルの出会った風景や人びととのほんとうのお話。
宇宙物理の最前線の探査機・観測機器を61機紹介し、それらの装置がどのような謎を解くために開発されたのか、その科学的背景を解説していきます。
公安調査庁に中国のスパイがいる。24時間監視下で7カ月の監禁生活、取り調べ、逮捕、裁判、収監…日本の常識がいっさい通用しない不当拘束の実態が明らかに。身に覚えのない罪で6年の実刑判決を受けた日中青年交流協会・元理事長による迫真の手記。
明治初め、国際港となった横浜は、戊辰戦争の後遺症癒えない東京を尻目に活気に沸いていた。新宿の遊女だったお倉はこの活気に引き寄せられるようにして横浜にたどり着き、関内に料亭富貴楼を開業する。お倉の才覚で富貴楼は繁盛し、伊藤博文や大久保利通、井上馨など明治の元勲たちもここへ集うようになるー。近代日本を創った男たちの政治と経済の中心となった富貴楼、そして名女将として千腕を振るったお倉の活躍からたどる、もう一つの明治史。
明治期からの学校教育における作文・綴方や生活綴方教育運動、大正期以降に見られた労働者や農民の自己表現活動としての生活記録、戦時期の生活記録報道運動を経て、戦後の女性の文章表現や生活記録運動に至る、書き合い読み合うことによる学びの系譜を、日本各地の取り組みから検証。自己教育・相互教育の手立てとしての生活記録の実践と理論の展開をひもとき、生活を書く・読むことによる表現や経験を顧みる。
国民の年金不信がとまらない。これまで年金改革という錦の御旗のもと、いったい何が繰り広げられてきたのか?国民の不安を募らせる年金ブームを煽ったのは誰か?改革を先送りする年金官僚は、この国の年金制度をどうしたいのか?20年以上にわたり年金問題を取材し続けてきた『週刊文春』記者が、政治とメディア、そして巨額の積立金に翻弄されたエリートたちを描く渾身のノンフィクション!
法令等の改正・本試験の出題傾向に完全対応!
漫画史に傑出する長編作品『ジョジョの奇妙な冒険』。抒情的かつ異風的であるこの芸術作品を、四半世紀にわたって描きつづける創造力の源泉はどこにあるのか?技法を精緻に分析し、作品を漫画の歴史のなかに位置づけ、理論にもとづいて荒木飛呂彦の作風と物語の独創性を読み解く。ファン待望の漫画評論!
ガス漏れ、急減圧、最後は火災!?採血の血が出てこない!人間遠心機、4Gのはずが6G!?宇宙飛行士のリアルな日常。大西卓哉の宇宙飛行士訓練日記。