メディアでも活躍中、全国を跋扈して怪異体験談を蒐集する怪談社。闇の奥底より溢れ出す怪異の語り部による新シリーズいよいよ始動!オフィスの倉庫に響く、聞こえるはずのないため息「いるはずない」、ある旧家に残されていた奇妙な手紙、綴られた恐るべき内容とは「命がない」、神隠しのように忽然と消えた最愛の弟。調べるうちに悍ましい異形にたどりつく「言葉じゃない」、怪異に彩られた男ふたりと少女ひとりの奇妙な同居生活の行方…哀切の怪奇譚「愛を知らない」など71篇を収録。
戦後日本を写し続けた記録映画を書籍とDVDから読み解くシリーズ第1巻。
組織アイデンティティや組織変革など、変化の激しい現代ならではの重要イシューをピックアップ。関連分野も含めたこれまでの研究成果を、新進気鋭の研究者たちがコンパクトに整理。
現代経済学への挑戦!2008年金融危機、2020年パンデミックを経て、主流派マクロ経済学の変容と退化が暴き出された。レギュラシオン理論の立場から、ケインズの伝統から離れ、現実と歴史を見失っている経済学の現状と、専門に入り込み全体を見ない経済学者のあり方を、批判的に明らかにする。経済学者たちの対話の場を!
「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」。死に場所を探す男とタクシー運転手の、一夜のドラマを描く表題作。食事会の別れ際、「クリスマスまで持っていて」と渡された黒い傘。不意の出来事に、閉じた心が揺れる「星六花」。真面目な主婦が、一眼レフを手に家出した理由とは(「山を刻む」)等、ままならない人生を、月や雪が温かく照らしだす感涙の傑作六編。新田次郎文学賞他受賞。
米国立公文書館で発見した資料に克明に記された敗戦わずか2日前の「空爆」従来「空襲」証言との照合を試み攻撃と被害の全容を初めて明らかにする。
不思議で妖しい二人同夢、稚児幽霊、狐の髪切り、閻魔の苦患…は何を物語るか。笑えないユーモア『音なし草紙』や『永正五年狂歌合』新たに発掘した『鼠猫論』、『医文車輪書』などを新鮮に考究。
日本海軍が世界にほこる最高峰の飛行艇「二式大艇」-大戦末期、戦勢挽回の切り札として輿望を担った名戦闘機「紫電改」を生むにいたる“川西航空機”の若き技術者たちが、頭脳と熱意と努力を傾注して挑戦する不屈の開発物語。戦火の空に展開された搭乗員たちの死闘とともに活写する感動のノンフィクション。
歴代天皇で初めて沖縄へ、災害発生後まもない現地へ、太平洋戦争の激戦地へ、驚異的な距離の旅を振り返る。
平安時代から戦国時代までの著名な約100日記について、記主・記名・伝来と現状・内容と特徴・刊本の5項目を立て解説したもの。巻頭で「古記録とは」「日記と暦」等により古記録概観を述べ、巻末付録として「古記録用語略解」「公家官制表」その他を付す。
仏教哲学者安田理深、最晩年の講義。深く親鸞の教えに帰依した仏教哲学者安田理深。親鸞の思想と唯識の思想のつながりとは何か。全6回の講義のうち、1回から3回を収録。
家族のこと、経営の成功と失敗、セゾン文化とは何か、詩人・作家としてー没後2周年、13回29時間に及ぶインタビューの全記録を初公開。戦前から戦後復興、高度成長、ポストバブルに至る日本の軌跡。
椎名林檎デビュー20周年記念作品第1弾!
1998年のデビュー以来、精力的に作品を創出し続けている椎名林檎。
彼女の遺してきた楽曲が、同じ時代に第一線で活躍するアーティスト達によって刷新されました。
“世代を越える・ジャンルを越える・関係を越える(今回限りのコラボレーション)”
林檎トリビュートだからこそ成し得た3つのテーマの交配。産み落とされた禁断の果実の味とは?
あいつはつかえる?つかえない?人間がカネではかりにかけられる。まるで家畜だ。コンチクショウ!ひとをしたがわせたり排除したりするのをアナーキーとはいわない。アナーキーとは権力をぶちぬいてやるってことだ。主義を超えた根源的な問いが、躍動する文体で炸裂する。人生は爆弾である。合理性の錯乱へようこそ。