日記・記録は古文書と共に、日本史学の研究にとり極めて重要である。本書は難解な日記について、その特質や研究上の問題点などを平易に解説、古代から近世に及ぶ日記の概要を簡潔に説く。また、各時代の記録の箇条を例に引いて読下し文を掲げ、特殊な用語等には注解を付した。古記録学を提唱した著者にして初めて可能な好著。
滋賀県北部の琵琶湖に注ぐ高時川(丹生川)流域の七つの村。そこには、自然や神仏と接する濃密な時間と空間があった。自然とともに生きてきたつつましい暮らしが、土俗信仰の祈りとなって生き続けてきたようだ。戦後の高度経済成長期にあった昭和四十年代。筆者は集団離村のニュースを聞き、七つの村(奥丹生谷)の取材に入る。
インディ500は単なる自動車レースではない。毎年5月の1ヵ月間、アメリカ中が沸き上がる。決勝当日に集まる観客の数、実に30万人余。高額賞金を賭けた超高速バトルに人々は100年以上も熱狂し続けてきた。これこそが世界最高の「スピートの祭典」。しかしあまりの異次元ぶりゆえに、日本では真価がきちんと伝えられてこなかった。本書は、100年もの長きにわたって夢を追いかけた人々の歴史を、さらには、日本人レーサーが頂点に立つまでの道のりを記録を紐解きながら辿る。
Hand’s Onを問いなおす。モノに触れた子供たちの自由な解釈を尊重しつつも、社会生活の正しい知識を教えるためにモノに意味を吹き込むことこそ博物館の役割である。博物館における教育のありかたを問う理論の書。
恐怖と苦痛、絶望と狂気、そしてユーモア。囚人たちの驚くべき行動と心理、そしてその人間模様を圧倒的な筆力で描いたドストエフスキー文学の特異な傑作が、明晰な新訳で今、鮮烈に蘇る。本書はドストエフスキー自らの体験をもとにした“獄中記”であり、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など後期作品の原点でもある。
保育記録はあしたの保育のはじまりです。“10の姿”の視点をプラス!保育記録51例。
★仕様/特典
■通常盤
2013年、デビュー15周年を迎える椎名林檎。デビューからこれまでのライブ音源より厳選したテイクを集めた
初のライブ・コンピレーション・アルバム!
2013年、デビュー15周年を迎える椎名林檎。今なおカリスマ的アーティストとして圧倒的な支持を集める、その唯一無二な立ち位置は
自身の作品のみならず、他アーティストとの共演に於けるパフォーマンスでも遺憾無く発揮され、強烈な存在感を放っている。
15周年という説目の年に、デビューからこれまでのライブ音源より厳選したテイクを集めた初のライブ・コンピレーション・アルバム。
バンド編成からストリングスを加えた大編成、そのライブコンセプトに合わせたアレンジやパフォーマンスなど聴きどころ満載。
数々の伝説を生みだしたライブの変遷とその奇跡を伝えるファン垂涎の作品。
<収録内容>
【収録予定ライブ】
■下剋上エクスタシー(2000年4月 NHKホール、福岡サンパレス)
■座禅エクスタシー (2000年7月30日 嘉穂劇場)
■賣笑エクスタシー (2003年5月27日 九段会館)
■Electric Mole (2003年9月 日本武道館、京都会館)
■林檎班大会の模様 (2005年12月 恵比寿ガーデンホール他)
■Ringo EXPO 08 (2008年11月30日 埼玉スーパーアリーナ)
■発育ステータス“御起立ジャポン”(2000年7月8日 新宿リキッド)
[未発表]
■NHK 「SONGS」の出演時のスタジオ・ライブ。
以上のライブより厳選し、全15〜16曲収録予定。
膨大な数の怪異を取材し、ネット配信でその恐怖を語り続ける男・煙鳥。彼の取材録を二人の怪談作家が紐解き、再取材する異色の実話怪談集。足の痛みを訴えてマッサージ店に来た女性、呪術師になるために足を食べているからと言うのだが…「足を喰らう女」、小学生時代繰り返し見ていた奇妙な夢。浴槽の蓋が内側から開いていくのを見ている夢なのだが、後年怖ろしい事実が…「見知らぬ風呂場」、作業療法士が準備をしている間、突如待合室から消えた患者。見つかったのは立入禁止のとあるエリアで、しかも驚くべき証言が…「ここで待ってて」、父と虫取りに入った山で何度も遭遇する母子の姿。すると父の様子がおかしくなり…「採集の夜」他、全21話収録!
記録を残す。できることはそれだけだった。今も数千人が働く廃炉の現場を捉えた、唯一無二の記録写真集。150点以上の写真を収録。和英併記。
アーカイヴズは、管理の必要や、権利や義務の明確化のため、また研究上の歴史的参考資料とするために、何らかの活動の一環として作成・保管された記録群を指す。本書は、その起源、歴史、使命、機関、収蔵資料、教育制度、業務内容、現代の課題などを概説。アーカイヴズを理解するための格好の入門書。
初学者にも楽しんでもらえるように、理論をやさしく解きほぐしました。特定の学派に偏ることなく、企業行動や規制・競争政策を体系のなかに位置づけ、理論と現実・政策との密接な関わり合いを感じ取れるように、工夫をほどこしました。