体が星のように零れ落ちていく“星屑落とし”、愛を語る言葉が泡になる“人魚姫症候群”、ハーモニーしか聞こえなくなる“ハルモニア”-これらの奇妙な病気“まぼろし病”を扱う天雫透は、イケメンだが偏屈でセンシティブと噂の医師だった。彼の下に異動になった臨床心理士の香月結は、天雫とともに治療にあたることになって…。不思議な病を通じて人の心と向き合っていく、心温まる医療ドラマ。
さまざまな出会いやつながり、そして多くの人たちに支えられ、高校生が手作りした太陽電池パネルが、モンゴル、バングラデシュ、ネパール、そして東日本大震災の被災地で未来を照らす。普通の高校生が挑んだ国際協力の記録。
根津の屋敷で、まこと嬉しそうに野良仕事にいそしむ浪人・徳川京四郎。ふらふらと遊び暮らしているかと思えば、身にまとう着物は牡丹や桜、虎や龍など派手なものばかり。女読売屋の松子を相棒にして、奇怪な難事件や騒動を快刀乱麻を断つがごとく解決する、謎多き若侍である。また、松子による京四郎の読売や錦絵は、庶民の間で飛ぶように売れていた。そしてこの京四郎、じつは徳川家の血を引いており、現将軍・吉宗からは、弟や甥のように目をかけられている雲上人なのである。そんな変わり者の若さま京四郎が、将軍拝領の妖刀村正をひっさげ、許せぬ悪を成敗していく!痛快時代小説のシリーズ第四弾!
日本最初の「大学まちづくり」論。東北公益文科大学(山形県庄内地域)の教職員・学生が五年間にわたり、地域と一丸となって取り組んできた大学と地域再生のための貴重な実践記録を含む試み。
広島から夜汽車に乗って上京した少年。ポケットにはアルバイトで貯めた5万円しかなかったが、胸には熱く燃える大きな固まりがあった。「おれは音楽をやる、星になる!」。その少年はいま、願いどおり星になった。星の中の星、スーパースターに。だがここにあるのは、うつろな星のささやきではない。くやしさも、みじめさも、すべて吐きだし、泣いている、笑っている、叫んでいる。この一冊はそのまま矢沢永吉の歌なのだ。
組織論は進化する…組織研究の過去・現在・未来という観点から3部で構成し、組織研究の必要性とその歴史、組織の中核概念と諸理論、理論の実践応用と将来の方向性について、数多くの事例を取り入れながら解説する!欧米で人気のテキストを翻訳!
理性/知性は人間に正確な認識を保証できるのか。西洋哲学の認識論および存在論を徹底的に掘り下げ、ギリシャ以来の古典的・近代的思考法(演繹法)における「知」の根拠づけを詳細に検証し、「認識」確証への新たな筋道を提起する。オルテガ思想円熟期の軌跡を示す。
自信を持って正しい臨書をするために!天来書院のベストセラー「テキストシリーズ」から人気の古典30冊を厳選し、さらに美しく実用的に生まれ変わった新シリーズです。筆路がはっきりとわかる骨書や、字形・筆順などの解説はさらに充実。すべてに現代語訳つき。また、臨書作品に最適な字句を選んで紹介し、作品づくりを徹底サポートします。
なぜアメリカが嫌われるのか、なぜテロが止まないのか、なぜ「聖戦」や「十字軍」が持ち出されるのか、なぜ民主化が進まないのか…。現代イスラーム理解の必読書!中東研究の泰斗が、イスラームの教義と歴史から9.11以降の国際情勢までを明解に考察。