熊本市街の怨霊たちを呑みこんだ『黄金蛇頭』(鬼八の首)は、阿佐羅たちによって、阿蘇へと持ち去られた。それを追う信長、清正、光秀。市内の混乱をよそに、阿蘇では大友と組んだ直江ら新上杉が、阿蘇中岳で陽威ダム建設のための呪法『大火輪法』の準備を着々と進めていた。直江ら新上杉を阻止するために、高耶は彼らと戦うことを決意する。
浅見光彦の母・雪江が四国霊場巡りの途中で、交通事故に遭い、記憶を喪失した。東京に連れ戻された雪江はやがて記憶を取り戻したが、事故の加害者・久保彩奈が瀬戸大橋で自殺。浅見は母に命じられたまま香川県高松へ向かった。彩奈の不可解な死に疑問を抱いた浅見は独自の調査を開始する。そして、事件の重要な手掛かりを掴んだとき、彩奈の兄が「ウラシマ・タロウノ・ホコ…」とダイイング・メッセージを遺して殺された。讃岐路に浅見光彦の推理が冴える旅情ミステリー。
倒産寸前の銚子電鉄が起死回生の心霊電車イベントを実施するが、ライブ配信中に社員によるヤラせが発覚し、ネットで大炎上してしまう。しかしその時、突然かかってきた携帯電話から、子供の幽霊の声が…!?そして運転士が倒れ、電車は暴走し始める。本物としか思えない心霊現象が次々と起きる中、このまま終着駅まで到着すると、大惨事は必至。乗客と銚子電鉄の運命は!?映画「電車を止めるな!」原作。
あと少しの支援があれば助かった命、あと少しの支援があれば苦しまずに済んだ避難。そして今、あと少しの支援を待っている人がいる。
「知識」とは何か?知識を計量化することにどのような意味があるのか?知識管理的思考を根底から問い直し、自律的な知識生産機関としての「大学」の再生を展望する。
60余年、3代にわたる定点撮影の集大成。
農林業や身近な自然が持つ教育力が期待される中、本書では、田んぼで、里山で、牧場で、ふるさとの町で、農を遊び、感じ、考えるアクティビティを多数紹介。巻末には、アクティビティのヒント集をのせ、総合的学習の時間をはじめ、地域興しや市民活動など、様々な場面での活動の参考とした。
OZworld初自伝、隣にはいつもコンプレックス、でもいつか、それが無敵の武器になる。音楽に出合う前、社会不適合者で終わる予定だった、長い間呪いだった脚と杖が自分の強みになるまで、「闇があるから光がある」ことに気づけば人生変わる。
直江に大将の座を奪われ、謙信に裏切られた高耶は、疑心暗鬼にとらわれて千秋に襲いかかった。千秋を吹っ飛ばしさらに念を撃ち込もうとした瞬間、高耶の『力』の制御が効かなくなった。千秋に直江の死の真実を告げられた高耶は、ひとりで去っていくのだった。一方、島津との戦いが続く古城高校では、ついに『黄金蛇頭』が樹里たち大友によって発掘され、凄まじい威力を現そうとしていた。
丹後の新しい未来を求め、地域を創る人々の運動史。
布都御魂を奪い、高耶までも連れ去った織田信長。その後を追い、直江は赤鯨衆や綾子の制止を振りきり、単身伊勢へと向かう。高耶の魂を延命するかわりに臣下になれと言った、信長のもとへ。一方、捕らわれの身となった高耶は、「闇戦国」の根底にある事実とその目的を信長の口から知ることになった!?時代をこえて拡大した「闇戦国」は今、信長の思惑のままに、世界をも呑み込もうとしていた。