昭和20年3月11日、鹿児島県鹿屋基地を発進した24機の「銀河」は、最年少17歳の少年兵を含めて72名の「いのち」を抱いて、確実な死の待ち受ける南方へ飛行する。梓特攻に殉じた搭乗員、遺された肉親、見送った友、そして奇しくも生き残った元隊員たちの知られざる手記、証言から作戦の詳細と実相を描くドキュメント。
大空に生きること二十余年ー飛行時間二千時間を越える“大空の古武士”が、「零戦」「隼」の名声のかげに埋もれて多くを語られることなく悲運の歳月を重ねた名機「疾風」を駆って、みずからの青春を火花と散らした若き多くのサムライたちの熾烈な奮戦と苦悩にみちた日日を描いて後世に伝える感動の空戦記録。
無念のままこの世を去った戦国武将たちが現代に甦り、再び天下統一を果たさんとする闇戦国。400年の長きにわたり喚生を繰り返し生き続けた上杉夜叉衆の活躍を描く異色のサイキック・ファンタジー第2章。
史料纂集は、史学・文学をはじめ日本文化研究上必須のものでありながら、今日まで未刊に属するところの古記録・古文書の類を中核とし、更に既刊の重要史料中、現段階において全面的改訂が学術的見地より要請されるものをこれに加へ、集成公刊するものである。本書は世良田山長楽寺住持賢甫義哲の日記で、原本は長楽寺の所蔵(群馬県立歴史博物館保管)にかかる。本書は、永禄八年一月より九月にいたる日次記三冊を収めた。
「すごい二人」がいた!蒲柳の質ながら常に時代の先端を行く幸之助を、抜群の行動力で支えた義弟・歳男。関東大震災、昭和恐慌、戦争、そしてGHQによるいわれなき財閥指定…、幾度もの困難を乗り越えてパナソニックと三洋電機を創った二人の人生を直木賞作家が描く感動のノンフィクション・ノベル。
2018年に惜しくも逝去したアメリカ哲学界の重鎮が、映画や演劇を自在に参照しつつ、ロールズの『正義論』に挑み、クリプキのウィトゲンシュタイン解釈に異論を突きつけ、懐疑論を担いうる道徳を紡ぎだす圧倒的な講義。とことんアメリカにこだわった独創的哲学者の思索の頂点。
技術者に売る力をつける一冊。良い製品、良いサービスを開発さえすれば「売れる」時代は、もはや終わりました。売れるものの裏には、マーケティング理論に基づく仕掛けがあります。ものを売る力をつけて仕事に取り組めるか否かが、技術者の方々が今後活躍できるかどうかの、鍵を握っています。本書は、多忙な技術者の方々に、マーケティングの知識や技術を、手軽に身につけられるよう、60の基本常識を厳選して解説しています。
まだ見ぬ魅力的なゴキブリたちを夢見てフィールドを突き進むゴキブリストの山あり谷あり「ゴキブリ探訪記」。こんなところまで来て、なんでゴキブリなんだ?観光名所には見向きもせず、ゴキブリ探して地球2周・10万キロ!