詩とは「書くまい」とする衝動であり、詩の言葉は、沈黙を語るための言葉、沈黙するための言葉であるー敗戦後、八年におよぶ苛酷な労働と飢餓のソ連徒刑体験は、被害者意識や告発をも超克した「沈黙の詩学」をもたらし、失語の一歩手前で踏みとどまろうとする意志は、思索的で静謐な詩の世界に強度を与えた。この単独者の稀有なる魂の軌跡を、詩、批評、ノートの三部構成でたどる。
人口減少危機論を煽る黒幕を暴く!
深く美しいストリングスの響きから始まる“Winter version”は、不安や悲しみという冷たい風が吹きすさぶこの世の中、でも誰もが幸せになれると力強く歌いかける。その玉城千春の祈りにも似た歌声が、ジワーと心にしみこみ、いやし暖めてくれる。
黒柳徹子ユニセフ親善大使28年30カ国の全記録。
人間世界とは全く次元の違う世界から来られた親神様が世の初めから人間をこしらえることや人間世界の終りである最後の審判の現在までをわずかの25分間で書き記して教えて下さった。まさしく神技であり天啓文書である。
明治から昭和、激動の時代のふるさとの風土と文化。海の営み、日々の暮らし・移り変わり、信仰、戦争・災害…。いつまでも残しておきたい、ふるさとの記録。忘れえぬ記憶。郷土史研究会30年の調査・研究の粋。
本書は興福寺別当・大乗院第十八世門跡経覚(応永二(一三九五)年生、文明五(一四七三)年寂)の日記であり、原本は独立行政法人国立公文書館に蔵されている。本冊は、経覚私要鈔第七として、寛正六年正月より応仁二年七月までの日次記を収める。
圧巻!闘いの1年、日別完全記録。空から地上から定点写真で見る被災地の1年。誰かのためにー自衛隊・警察・消防の救援活動完全収録。地震、津波、原発事故、そして復興…記録と記憶の870枚。
本書の認識論は、物理学的および化学的な諸科学の現代の進歩にたいするほぼ四分の一世紀にわたるはりつめた注意と、哲学的認識理論にたいする断固たる論戦的警戒と、これらの組み合わさった関心の成果であるが、不断の「自己論争」においてこの認識論固有のカテゴリーを改める漸次的訂正とから構成されている。
「ドゥンは必ずしも悪いものではない…?」魔法医師・クリミアは揺れる。彼女は幼なじみ・ヴィクターの病を治す旅を続けるなか、とある館に呼ばれた。魔法医学の権威・ガレノスの館。そこに集うは5人の魔法医師。ガレノスの治療を巡り、技を競い合う魔法医師たち。その一方で、ガレノスの身辺に奇妙な事柄が浮かび上がる。サキュバスの存在と、石化の邪眼を持つ少年。呼ばれた医師たちとガレノスとの内縁関係。そして、ひとつの疑念が語られる。ガレノスは何者かにドゥンを植えつけられた…?魔法医学の特異な一面が記された第3集。
高耶たちは三枚の鏡に記された「ゴトビキ岩」を求め、神倉神社へとやって来た。そこで高耶は、“仇討ち”に来たという高校生に出会う。待ち伏せていた彼の語るその理由に、高耶たちは衝撃を受けるが!?一方、大都市と呼ばれる各地では京都市民消失事件を機に、混乱した人々が暴動を起こしていた。-年代を問わず蔓延する怨霊。すでに“闇戦国”は、戦国の死者だけのものではなくなっていた。