本書は、かつて経験したことがない大きな震災の現実を収めてはいるが、その悲惨さを伝えることだけに重きをおいた写真集ではない。震災による極限の状況の中から、稲作はもちろん、作物を育てることから歩み始めた農民の強さと、そこに暮らしつづけようという意思と生き方をも語りかける内容の写真集である。
日本の地方自治制度はこうして創られた。明治の元勲や民権運動の壮士は何を争点に激論を交わしたのか。今につながる自治の論点が明らかに。日本の地方自治制度の成り立ちから今日まで、丹念に議事録や種々の記録を読み込み著した渾身の一冊。地方自治制度を語る際に必読の書。
野口みずき選手、高橋尚子選手、有森裕子選手ら、オリンピック・マラソンのメダリストたちがはいていたシューズには、一流技術者たちの技と心がこめられていた。陸上シューズをつくる人たちとランナーたちとの、熱き挑戦の記録。
「心の奥底にある本当の気持ちをわかってほしい。そして寄り添ってほしい。私が立ち上がることができるために」。多くの高校生を苦しみや絶望の淵から救い出してきた蔭山先生のカウンセリング・ドキュメント集。
弘前隊「無事生還」の要因は何か?その成功は隠蔽、抹殺されたのか?隊長はなぜ口外禁止を命じたのか?死者199名という青森隊の大惨事に隠れ、ほとんど知られてこなかった弘前隊12日間の雪中行軍を振り返る。資料満載のノンフィクション。
名人イヴリー・ギトリスの貴重な初期録音集
伝説のヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス[1922-]。もうすぐ100歳にもなろうとするのに今だ現役のギトリス。そんな彼の活動初期にあたる1940年代から1960年代にかけての貴重なライヴ音源、そして放送音源。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1(77:45)
● ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 (1935)
● シマノフスキ:神話 Op.30 (1915)〜アレトゥーザの泉
● ブロッホ:バール・シェム (1923)〜ニグン
モーリス・ペラン(ピアノ)
録音:1949年9月21日 ローザンヌ(アセテート)
● ラジオ・アナウンス
● チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35〜第2楽章、第3楽章(一部)
オデット・ピゴール(ピアノ)
録音:1951年6月23-30日 パリ(ロン=ティボー・コンクール、ライヴ録音、アセテート)
● バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB.124 (1944)
録音:1951年12月8日 ラジオ・パリ(アセテート)
● ラジオ・アナウンス
● ショーソン:詩曲 Op.25 (1896)
● ラジオ・アナウンス
● モシュコフスキ:ギター Op.45-2(サラサーテ編)
オデット・ピゴール(ピアノ)
録音:1953年3月13日 メゾン・デラ・ラジオ、パリ(アセテート)
● アクロン:ヘブライの旋律 Op.33 (1911)
● ブロッホ:バール・シェム (1923)〜ニグン
アンドレ・コラール(ピアノ)
録音:1953年3月25日 メゾン・デラ・ラジオ、パリ(アセテート)
Disc2(73:58)
● タルティーニ:ソナタ ト短調『悪魔のトリル』(クライスラー編)
● ヴィエニャフスキ:カプリッチョ=ワルツ ホ長調 Op.7 (1852/53)
● ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調 Op.4 (1852)
アントニオ・ベルトラミ(ピアノ)
録音:1955年2月18日 RAIミラノ(オリジナル・マスター)
● J.S.バッハ:ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ
録音:1963年7月1日 カイオ・メリッソ劇場、スポレート(ライヴ、オリジナル・マスター)
● ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
フロレンシア・ライツィン(ピアノ)
録音:1963年7月2日 カイオ・メリッソ劇場、スポレート(ライヴ、オリジナル・マスター)
● バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB.124 (1944)
録音:1963年7月13日 カイオ・メリッソ劇場、スポレート(ライヴ、オリジナル・マスター)
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
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母と幼い兄弟五人が「生きねば駄目だ」と励ましあい、おいはぎやソ連兵の銃口を潜り抜けた運命の記録。沙里院ー新幕ー開城ー京城ー釜山。命を賭けた十歳の逃避行。
1970年の第1回国際SFシンポジウムから2013年の第2回国際SFシンポジウム(前年のキックオフも含む!)まで!
本書は、9編の論文によって構成されている。第1巻では「介護」概念を学際的な視点から明らかにすると同時に、家族のあり方あるいは専門性のあり方としてではなく、生命の根源的ないとなみを支え合う「いのちの対話」としての介護を語っている。
「豊かさ」が文化を生み出してきた従来から転換し、社会が縮小する時代に人々が生み出し享受する文化とはどのようなものになるだろうか。現代の日本で新たな思想や価値につながる何かが芽生えているのか。あるいは制度や社会的な圧力によって生まれなかったものがありはしないか。国際日本文化研究センターでの共同研究会をもとに、多種多様な専門をもつ執筆陣がそれぞれの視角からの問題提起を行う。書籍後半には、京都国際マンガミュージアムで行われた企画展「縮小社会のエビデンスとメッセージ:人口・経済/医療・福祉/教育・文化/地域・国際、そしてマンガ」(二〇二二年一月ー五月)の記録として、しりあがり寿による縮小社会を考える四コマや、「縮小社会を考えるマンガ」の紹介などを収録した。
日本陸海軍の戦いは最前線での主兵力の激突に全てが集中され、全面対決に際し、その戦闘力を持続させるための、補給をいかにすべきかということをあまりにも無策に過ぎたー海上輸送と海上護衛をおろそかにした国の末路と戦火に倒れた乗組員たちの勇気を伝え、海運立国での民間船の軍事使用の在り方を考察する。
この本には、みんなのだいすきななぞなぞがいっぱいはいっているよ。なぞなぞをときながらぼうけんをするよ。