本書では、遺伝子治療を今後発展させるために解決を迫られているいくつかの重要な問題点を取り上げて専門の研究者に解説をいただくと同時に、現在日本の研究者が各種疾患の遺伝子治療にどのように取り組んでいるかについて研究の第一線にある方々に書いていただいた。
本書は、膨大な蓄積された成績に基づき現時点におけるβ遮断薬の臨床評価、作用機序、心血管保護作用と周辺の知識の整理、使用法および副作用・禁忌について多面的に解説することを目的に企画された。
本書では神経回路がどのようにして形成され、機能を発現できるようになるかを特集する。
利害関係人との調整のあり方、専門家の実務上の留意点等について多面的に解説。その実際の姿を民事再生、会社更生の仮想事例に基づき詳細に描き出し、裁判例を詳細に検討し、実務上有用と思われる書式を数多く掲載する。
本書は、江戸時代に建てられた寺院・神社の建物を調査するための手引き書である。使いやすいように調査のテクニック・内容等のポイント別に細かく分類して説明するよう心がけた。また、調査によって建物とそれをめぐる世界がいかに興味に満ちたものであるのかを理解し、自らそうした世界にふみこんでゆけるように、多数の具体例を写真・図とともに掲載し解説した。さらに江戸時代の寺院・神社の概略の歴史や調査した建物を文化財として保護するための課題・展望にも触れた。
古代日本を変えた鉄の時代。石から鉄の時代へ-海を越えて到来した“鉄”の足跡を追い、列島の技術史に新たな楔をうちこむ。
現代の科学技術の起源として西欧の科学を歴史的に検討することで、現代科学技術のもつ合理性、客観性、分析的方法、価値観との分離、などという特質を探り、さらに西欧近代科学の自然観、人間観を理解しようとするものである。
高血圧に関する基礎と臨床の分野の1996〜1997年度に雑誌掲載された論文を中心として最新の情報をState of the Artの形でまとめたもの。読者の最近の研究の進歩に対する理解をより深めるために重要論文については編集委員が座談会のなかでそれぞれ解説と討論をおこなった。巻末には過去2年間の高血圧に関する基礎および臨床の論文をリストアップ。