統計数字を「資料編」Statisticsとし、食料・栄養・健康の最新の動向を伝える「総論編」Remarksを付すことにより資料の十分なる活用に資する一方、最重要な話題をとり上げ「話題編」Topicsとして専門家による解説を加えてきた年鑑の終刊号。
明治から大正への過渡期、数々の成熟した作品が生まれた。時代と文明を批判した漱石は文学の一大山脈を築き、志賀ら若い個性は『白樺』を世に送り出した。「小説神髄」を起点とする小説形式の完成期を時代背景の分析とともに語り合う。本巻は「夏目漱石」「明治の大衆文学」「明治から大正へ」「志賀直哉」。
自然主義文学を乗り越えるべく結成された白樺派が理想とヒューマニズムを追求する一方、耽美派と称された作家たちは華やかな美と官能の世界を構築した。本格的な小説確立期を、大正文壇の諸相と作家の実生活のさまをまじえて語り合う。本巻は「有島武郎」「武者小路実篤」「永井荷風」「谷崎潤一郎」。
医療スタッフと心理臨床家が連携し、患者への心理的ケアのあり方を探る。医師・看護婦・社会福祉士・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床心理士等のための実践的研究の成果。
本書は、日本でもいち早くリスクマネジメントシステムを取り入れている施設に、実践例を報告していただきました。また、リスクマネジメントの方法論としての概要を、海外文献から、まだあまり議論されていない部分も含めて日本でも必要と思われるものーリスクマネジメントにおけるスタッフ教育、患者教育、苦情処理の方法、看護記録などに分類して、まとめました。
私小説の完成を担った『奇蹟』の新早稲田派、第三・四次『新思潮』から文壇に登場した知的エリート群、『近代文学』を発端とする労働文学の旗手たち。実作家に親炙した人々の語る大正文学完成期の記憶。本巻は「葛西善蔵・広津和郎そのほか」「菊池寛と芥川龍之介」「春夫・万太郎・犀星・浩二など」「大正期の社会主義文学」。
企業・官庁、当局、そしてすべてのハッカー必読。
情報通信業界の巨人NTT。分割後も依然として電話線の圧倒的シェアを占め、今またiモードで携帯電話に覇をとなえる。さらに来るべき次世代携帯においても自社規格で世界標準を狙う日本最大の会社の素顔とは?怖いものなしの若手社員による覆面座談会をはじめ、大勢の関係者への徹底取材によって浮かび上がる、知られざるその内側。最新取材を加え、「古くて新しい組織」の全貌に迫る。
日本国際ボランティアセンター(JVC)は、1970年代後半におきた、カンボジア難民救援活動を直接のきっかけとして、タイのバンコクに誕生した。この本は、JVC10周年『NGOの挑戦』に続く、JVCの現状報告であり、悪戦苦闘の物語でもある。
環境問題、IT革命、バイオ技術…混沌と閉塞を切り拓くための、未来への叡智。「意志の時代」の工学ビジョン。
「あさってのオフィス」はこう変わる。身に着けるコンピュータ「ウェアラブル」が現実に。新時代のワークスタイルとは-。
本書は、編著者たち「関西土地問題研究会」の出す2冊目の出版である。編著者たちの研究会は、1985(昭和60)年12月、法律学・経済学・農業論専攻の学者、専門家などが、農業に関連する土地問題の共同開発を目的として発足した。爾来今日に至るまで、70回をこえる研究会を重ねてきている。1996(平成7)年度に見上が主担となって、「中山間地の農地と農業問題」をテーマとする龍谷大学社会科学研究所の共同研究を申請し、採用されて3年間研究費による研究を続けることができた。本書はその成果の報告書である。本書では、旧農基法下において日本農業がたどった錯雑な軌跡の上に、今後の日本農業がたどるであろう行く末を、主体・客体・政策等の各側面から描き出して見よう、と意図している。
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2000年春の偏差値データ徹底公開。301校オールガイド。
脱放射線、脱医療のテーマを主軸に、新しい職業倫理の確立と代替資格法からの脱却をどう実現するか。変容と混迷の続く医療のなかで、その創意と実行力によって真の診療放射線技師像を問い続ける著者畢生のエッセンスを収載。新しい世紀と向きあうための視点と理念を縦横に語る注目の対談・講演集。
大正期の詩歌壇には多数の俊英が現れた。白秋、光太郎、茂吉らの『アララギ』派。俳壇は『ホトトギス』が一大勢力を築く。演劇界では逍遙の文芸協会、小山内薫の自由劇場が設立され新劇運動の礎を築いた。本巻は「大正期の詩歌」「大正期の演劇」「大正期の思想と文学」、巻末に全巻を通じた「人名索引」「事項・作品索引」を付す。