本書では、基礎糖尿病学と臨床糖尿病学に大別し、前者では現在最も注目されているトピックスを中心に、後者では1996年10月〜1997年9月の1年間に内外で発表された主要文献を中心に、それぞれの領域における第一人者に解説して頂いた。本年度版から、各テーマの文頭に「最近の動向」の欄をもうけ、また本文の右欄に「文献」を配置するようにした。
日本文化の源泉を古代中国のみに求めるのは、文明伝播の経路を無視するものである。長くのびる朝鮮半島の役割と、文化的影響は極めて大きい。白熱の討論によって、古代日本人と朝鮮人の交流を浮彫りにする。
エコロジーとは生物とその環境との相互関係を研究する学問。水産をとりまく様々な環境問題を論議し、豊かな海と水産業の持続的発展のための方策を問う。
本書では、脳の絶えざる活動のなかで、脳に生起しているシグナル伝達に焦点をしぼった。神経組織を構成している素子を取り上げ、素子によってひき起こされる素過程について記載している。
“表現の自由”が脅かされる中、わいせつ取り締まりの実態から、アダルトサイトやニュースグループの裏情報、「通信品位法」違憲後のアメリカまでを取材。
光と同じ速さで走ったら、体重が無限に重くなり、体は無限に細くなる。重さのないはずの光が、太陽のそばを通ると太陽の巨大重力に“引っぱられて”曲がってしまう。現実とかけ離れた奇妙な世界は、アインシュタインという、たった一人の大天才の頭から生まれた相対性理論によって予言され、最近の宇宙観測によって、現実の天体から次々と実例が発見されている。大天才の意外な素顔と刺激的理論が面白くわかる本。
「租税回避」と「節税」・「脱税」は、どこがどう違うのか。本書はこんな難題に挑戦しています。また、税の実務において、税理士がクライアントから税の軽減対策の策定を依頼された場合、法の規制の範囲内で、どう対応すべきなのか。そんな微妙な問題を、租税回避事例の分析を通して解決の糸口を探っています。
高血圧に関する基礎と臨床の分野の1996〜1997年度に雑誌掲載された論文を中心として最新の情報をState of the Artの形でまとめたもの。読者の最近の研究の進歩に対する理解をより深めるために重要論文については編集委員が座談会のなかでそれぞれ解説と討論をおこなった。巻末には過去2年間の高血圧に関する基礎および臨床の論文をリストアップ。