アジア、アフリカ、ラテン・アメリカ諸国が欧米そして日本の植民地支配から独立したのちも、植民地遺制をひきずりながら今日にいたっている状況を直視しつつ、これらの国々の植民地時代の経験を新しい視角から捉え直す。
地理学者にして日本有数の石材会社を経営する著者が、日本で、そして世界で見つけた石にまつわるさまざまなエピソード。石の文化と歴史をたどり、人間とのかかわりを語る著作集。
筆者らが専門としている神経心理学は高次精神活動を脳の構造との関連において研究する分野であり、まさに「脳とこころ」の相関を研究対象としている。一方「脳とこころ」という命題は最近、認知心理学、神経科学あるいは哲学などさまざまな分野から取り上げられている。本書は、真っ向からこの命題を取り上げるのではなく、日本の神経心理学会の立ち上げやそこでトピックとなったいくつかのテーマ、神経心理学と認知科学や認知心理学との関係、あるいは個の問題などについての、神経心理学を専門とする精神神経科医と神経内科医との対談を通して、読者に「脳とこころ」の相関について考える機会を提供できればと願って企画された。座談会に続いて、対談の中で取り上げられたいくつかのテーマに関連する、すでに発表済みの各自の著述を独立した章として載せた。
本書は、等身大の自分を冷静に観察し、それを素直に表現することが「面接の常識」である、という考えのもとに編集されている。
統計上わが国における高齢者の症状別有訴者率の第一位は腰痛、第二位は四肢の関節痛が占め、四肢の関節痛を来す疾患の中でも際立って多いのが変形性膝関節症(膝OA)であり、わが国における新たな発症者は年間90万人にものぼるという驚くべき数字が報告されている。膝OAは整形外科医が最も頻繁に遭遇する疾患でありながら、定義について未だに論じられている段階である。これは膝OAが非常に重要な疾患であることにほかならない。本誌では、この頻度が高くQOLに重要な影響を与える膝OAの病因、病態、治療についてup-to-dateな知見の編集を意図した。滑膜の炎症、関節軟骨の代謝などに関する論文は乏しいが、疫学調査、遺伝的背景、バイオメカニクスなどについての論文は膝OA病因解明の糸口を示していると思われる。
本書は「私立中高に初めてわが子を通わせるご父母・保護者」に向けた本。中学受験を終えて、新しく始まる中学校での学校生活。その新生活のなかで、「どんなことが起きるの?」「こんなときはどうしたらいいの?」という不安や疑問に対して、先輩お母さんと進学塾や専門家の先生、そして私学の先生から具体的なアドバイスをもらった。
さらに花色・花形が進化したクリスマスローズ。最新花の傑作を揃えて、愛蔵版としてお届けします。ダブル〜セミダブル〜覆輪〜複色〜金〜黒。H・ハイブリダスの美しさのすべてが、ここにあります。
本書は、日本の野生生物と地域の人びととのかかわりについて、国内三ヶ所における実地の調査研究をふまえて構成した論集である。
本書では、生体系のコンピュータ・シミュレーション研究において世界的にも第一線の研究を進めている日本の代表的な若手研究者を中心に執筆をお願いし、それぞれの分野における研究の現状と将来の方向性について鋭く切り込んでいただくことを目指した。1部では、生体系に対するコンピュータ・シミュレーションの方法論と、それに基づいたソフトウェア、ハードウェアの開発の現状を整理。2部では、タンパク質のコンピュータ・シミュレーションに話題を絞り、フォールディングや構造予測の問題、そして水中における安定性やダイナミクスについて考察。3部では、生体系においてもうひとつの重要なカテゴリーを構成している生体膜について議論する。4部では、創薬に代表される産業界での重要な応用研究について述べる。
日本の新しい優れた現代建築のエッセンスを主に国内に向けて発信する隔月刊の建築デザイン専門誌。建築思想、技術思想を照射しつつ、建築のデザインに迫る本格的建築総合誌。
混迷する現在の金融社会において、時代を先取りしながら顧客たる中小企業の発展に寄与し、地域の生活・社会に貢献する信用金庫・信用金庫職員としてはどうあるべきか?信用金庫の諸業務について触れながらわかりやすく解説。
在宅医療の専門誌であるHome Care MEDICINEがいち早く褥瘡の問題を取り上げ、2002年には「日本縦断セミナー」を、日本全国7か所で医師会・在宅医学会の後援で開催した。このセミナーには、延べ3,400人の方々の参加を得て、褥瘡の新しい考え方と治療方法について活発な討論が行われた。その発言・意見のなかで、セミナーに出席するに当たって「参考になる資料」を望む声が多かった。そのため、今回、その道の権威の方々と検討のうえ、褥瘡治療に必要な項目をとり上げ、これらを分担して執筆していただいてできたのが本書である。
長期スケジュールに短期スケジュール、通信か通学か、科目ごとのオススメ参考書は…。豊富な経験と独自の調査で選んだベストを伝授。サブノート・チャートの作り方、山根式スパイラル記憶術、『選択式・短答式チェック』活用法、得点アップの答案作成術等々、「合格請負人」山根講師の効果的学習法がすべてわかる。新制度下で行われた2回の試験内容を踏まえ、広い試験範囲のどこに重点を置き、いかに効率的に勉強すればよいか、最新の情報をここに開陳。