日本庭園は時の権力者たちによって、様々に変化してきました。
「天下人、庶民に愛された庭」では、庭を通して天下人の思いや野望を探っていきます。
一方、庶民から人気を博した庭もあります。そこには日々を楽しもうとする、たくましい庶民の姿が見えてきます。
●語り:竹下景子/平田 満
●2007年1月〜12月 NHK BShi放送「日本庭園の旅」より
【京都 「自然を映す 天皇の庭」修学院離宮/大覚寺 大沢池】
嵯峨天皇と後水尾天皇が作りあげた、池を中心とする庭をとりあげます。天皇は自然を範とする日本庭園の大きな担い手で、様々な文化を庭にとりいれました。
【京都 金閣寺「庭の醍醐味が分かる‥庭」】
“金閣あっての庭、庭あっての金閣”と称えられる、日本を代表する金閣寺の庭。庭に秘められた、室町幕府三代将軍 足利義満の野望を解き明かします。
【京都 醍醐寺 三宝院庭園「天下人 秀吉が 庭にこめた夢」】
豊臣秀吉が自ら設計したとされる庭。天下人の証(あかし)とも言われる“藤戸石(ふじといし)”を中央にすえた庭には秀吉の、ある夢が隠されています。
【京都 裏千家露地「飾らない美と出会う 茶の庭」】
千利休の流れをくむ茶道の家元、裏千家の茶庭。茶庭は茶室に続く庭で、露地とも呼ばれます。そこには利休の目指した、飾らない美しさにあふれています。
【東京 六義園「将軍家を接待した、庭」】
将軍の側用人、柳沢吉保の作りあげた庭。江戸時代、庭は将軍家をもてなすための“場”でもありました。そこで繰り広げられた接待術と日本庭園の関係とは?
【東京 小石川後楽園「テーマパークになった、庭」】
水戸黄門が江戸の下屋敷に作った大名庭園。小石川後楽園には京都に向かう木曽路の名所が数多く作られていて、まるでテーマパークのようです。
【東京 亀戸天神「江戸庶民が集った花の庭」】
歌川広重の浮世絵にも描かれた藤の名所。江戸時代、花見は庶民の大きな楽しみで、亀戸天神には極めて珍しい、当時のままの庭が残されています。
【鹿児島 仙巌園(磯庭園)「維新の風を感じる薩摩の庭」】
西郷隆盛がお庭番をつとめ、勝海舟や大久保利通らが集ったといわれる薩摩藩の庭。明治維新を境に西洋文明が日本庭園に解けこんでいった、不思議な庭です。
【島根 足立美術館庭園「世界が認めた日本庭園」】
アメリカの日本庭園専門誌が「日本一美しい庭」に選んだ庭。昭和40年代に作られたこの庭には、近代美術にも通じる作庭技法が取り入れられています。
3枚セットのDVD-BOXも同時発売です。
■日本庭園〜和の庭を楽しみ尽くす、庭園めぐり〜DVD-BOX[3枚組]
自然の風景を範とする、日本庭園。しかし、ひと目見ただけでは何を表わしたものかは分かりません。
「癒しの庭散策」では、日本庭園をわかりやすく読み解いていきます。
作庭家の様々な思いとともに、私たちが日本庭園に癒される理由が浮かびあがってきます。
●語り:竹下景子/平田 満
●2007年1月〜12月 NHK BShi放送「日本庭園の旅」より
【京都 宇治平等院「貴族が祈った極楽浄土の庭」】
宇治平等院の庭は、極楽浄土の光景を表わしたものです。死後、阿弥陀仏の導きにより辿り着けるとい
極楽浄土とはどんな世界なのでしょう?
【京都 龍安寺「世界に知られた、石の庭」】
龍安寺の僧侶たちは石の庭で座禅を組み、悟りを開こうとしました。近年、世界中の文化人を惹きつけた禅寺の、アトランダムに並ぶ15の石の謎に迫ります。
【京都 天龍寺「自然を映す 安らぎの庭」】
日本庭園に禅の教えを取りいれた“庭作りの巨匠”、夢想国師が京都嵐山に築いた名園。自然の風景を庭にとりこむ極意とは?奇想天外な石の組み方とは?
【京都 銀閣寺「岡本太郎がときめいた、庭」】
室町幕府、八代将軍足利義政が月の名所、京都東山に作った庭。芸術家、岡本太郎が空想した、銀閣の庭の楽しみ方を解説していきます。
【京都 紅葉の庭「日本人が愛しつづけた秋の色」常寂光寺/直指庵/祇王寺/一乗寺 詩仙堂】
紅葉とともに楽しめる、京都の人気の庭をとりあげました。何故、日本人は庭園に、そして秋の紅葉に癒されるのでしょうか?
【京都 無鄰庵「文明開化が作りあげた、庭」】
明治の元老、山県有朋と不世出の庭師、七代目、小川治兵衛が作りあげた庭。ヨーロッパ庭園の開放的な庭を日本庭園に融合させた、不思議な庭を散策します。
【京都 松尾大社「モダンアートとたたえられた、庭」】
昭和を代表する作庭家、重森三玲の庭。重森の作りあげた、革新的で、前衛的でシュールな日本庭園にあなたは何を感じるでしょうか?
【京都 朱雀の庭「建物ととけあう、現代の庭」】
平安遷都1200年を記念して、平成6年に作られた現代の名園。オシャレで近代的な建物と融合する、新たな日本庭園の作庭術を解き明かします。
3枚セットのDVD-BOXも同時発売です。
■日本庭園〜和の庭を楽しみ尽くす、庭園めぐり〜DVD-BOX[3枚組]
日本庭園は木と石と水だけで作られますが、そこには様々な物語が隠されています。
「名園に秘められた物語」では、時に、思慮深い、時に、奇想天外な物語を解き明かしていきます。
物語が理解できれば日本庭園はさらに面白く楽しくなります。
●語り:竹下景子/平田 満
●2007年1月〜12月 NHK BShi放送「日本庭園の旅」より
【京都 大徳寺 大仙院「石のつむぐ ちょっと不思議な物語」】
水を使わない枯山水の庭です。川を思わせる小石の流れの中に、舟に見える奇岩や深山幽谷を表わした巨石。この庭には不思議な物語が隠されています。
【京都 表千家路地「茶の湯が生んだ もてなしの庭」】
千利休の流れをくむ茶道の家元、表千家の庭。利休は庭の理想形を「奥山寺のさびしさ」と例えました。山深い寺を訪ねるような情感が庭に秘められています。
【京都 大徳寺 孤蓬庵「江戸時代のオシャレな庭」】
江戸時代の茶人であり作庭家であった小堀遠州の茶の庭。利休とは正反対とも思えるデザイン性にあふれた庭には、客を楽しませる様々な仕掛けがあります。
【金沢 兼六園 「加賀百万石がつくりあげた水の庭」】
加賀、前田家の庭。加賀藩の藩主が何代にも渡り、時に藩の財政を傾けさせながらも築きあげた水の庭。水の流れとともに藩主の野望や思いが甦ります。
【沖縄 識名園「国際政治の舞台となった、庭」】
沖縄にある日本庭園。琉球王国の国王が日本と中国という大国と相対しながら、したたかに国を治めた物語が、接待や交渉の場であった庭に隠されています。
【京都 平安神宮「平安王朝をしのぶ、明治の庭」】
明治28年、平安遷都1100年を記念して作られた日本庭園。平安貴族の華やかな暮らしや文化をしのばせる、1万坪の庭には季節ごとの物語があります。
【京都 東福寺方丈庭園「アートになった 昭和の庭」】
鎌倉時代から続く禅寺に、昭和時代、アートな庭が作られました。北斗七星や市松模様が日本庭園にとりいれられていく、奇想天外な物語とは?
【京都 水景園「日本庭園の未来を感じる、庭」】
平成7年に開園した新しい形の日本庭園。木と石と水だけで作られていますが、海外の大型リゾートにもひけをとらないダイナミックな日本庭園です。
3枚セットのDVD-BOXも同時発売です。
■日本庭園〜和の庭を楽しみ尽くす、庭園めぐり〜DVD-BOX[3枚組]
本書は建築に対する考え方、自然、特に緑について、そして住宅論が中心となって構成されている。
落語三遊派宗家であり円朝の名跡をもつ著者が、落語界・落語ファンにおくるメッセージ。柳家小さん・立川談志・春風亭小朝の三氏が対談で特別参加。
住宅建築における庭づくり・植栽の基本知識やプランニングの基本として必要な用語約2600語を図版・写真約330点をまじえて簡潔にわかりやすく解説した、本格的な庭園・植栽用語辞典。
日本庭園の見所や用語を、歴史的な視野をもって懇切に解説。見出しに英訳を付す。日本の古いことばが新しい空気の中に浮かび上がる。300点を超す図版はオールカラー。付録「庭園史略年表」「国指定名勝庭園一覧」「文献・絵画史料解説」ほか。
往年の名曲をスーパープライスで!
斎庭(ゆにわ)、御嶽(うたき)、楽園(パラダイス)、無何有郷(ユートピア)、庭園(ガーデン)、境内、仙境、公園など、「建築」の外にある、さまざまな外部空間“にわ”について、磯崎新と藤森照信が、建築、都市という視点から、縦横無尽に語り合った建築口伝第3弾。
絶賛を博した『システム構築の大前提ーITアーキテクチャのセオリー』の続編にして、書き下ろしの拡大版。「伝説の情シス部長」と呼ばれ、日本を代表するITアーキテクトの一人である著者が、今度はDXの実現へ向けて、如何にEAの舵を切るべきかを示唆します。IT協会(公益社団法人企業情報化協会)「ITマネジメント賞」を受賞した「疎結合データHUBアーキテクチャ」に加え、進化版のサービスHUB、最新テクノロジーの包摂、さらにIT部門の組織論や人材論にも言及します。
圓生という超ベテランの味が堪能できる本シリーズの中でも、まさに通好みの2編を収録したスタジオ録音盤。どちらかと言えばメリハリのない噺の「山崎屋」は、絶妙の人物描写で語る圓生の真骨頂。「湯屋番」も下品に聞こえない口調はさすがの噺っぷりです。
チャイニーズパワーが世界の脚光を浴びている。経済繁栄と民主改革の促進によって、国際社会と中国本土との交流と進出をはかる台湾ー。李登輝総統の政策ブレーンが、台湾の政治的社会的構造の全体像と、民主政体移行のダイナミズムを、内部資料をも駆使し、体系的に解明する。
日フィル定期のライヴ。コバケンといえば、チェコ・フィルとの劇的な“幻想”の録音が記憶に新しいが、これまた熱気に溢れたベルリオーズ。作品の交響的な本質を見事に捉え、真に迫った表現を実現している。随所に聴かれる唸り声にも彼の気迫がうかがえる?!