晩年のスタジオ録音による全集もの、『圓生百席』のCDリイシュー。ていねいな語り口はスタジオ録音でさらに際立つ。うまいです。きっちり聴かせます。「このディスクの内容は伝承古典落語ですので、現社会には実在しません」という但し書きがご時世だねェ…。
六代目三遊亭圓生によるか「掛取万才」「鰍沢」のニ寄席を、ダイレクトに収録した本作。お囃子の音色から導きだされ始まっていく圓生の語り。その表現豊かな声の表情により、いつしか話の世界へ身を投じている自分に気付くはず。これ、かなり面白いわ。
例の名調子が満載。古典1題と劇作家宇野信夫が戦後六代目菊五郎のために書き下ろした世話物芝居「初ごよみ」を、人情噺に翻案した「心のともしび」を収録している。後者は録音も凝っていて噺と祭り囃子を別録りし、ミキシングに6時間も費やしたとか。
古今の逸品、圓生百席のCD復刻シリーズ。本巻には得意の人情噺、畢生の名人芸「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)」から2話が収められている。淡々とした語り口ながら生き生きとした情景が描かれ、新吉が眼の前で歩き出すような臨場感はさすがである。
Disc1
1 : Chasing Sheep Is Best Left to Shepherds
2 : Disposition of the Linen
3 : Watery Death
4 : Garden Is Becoming a Robe Room
5 : Queen of the Night
6 : Eye for Optical Theory
7 : Bravura in the Fact of Grief
Powered by HMV
2台ハープのための作品集
2台のハープのための作品集。レスピーギなど古典の作曲家からエリック・クラプトンの曲など19世紀前半から21世紀の作品までを取り上げています。
ジェニファー・スウォーツはモントリオール交響楽団の首席ハープ奏者、ロリ・ジェメルもキッチェナー・ウォータールー交響楽団の首席奏者です。実力派2人は1999年に共にアンサンブルを組みコンサート活動を行っています。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・レスピーギ/S.チャロウプカ編:リュートのための古風な舞曲とアリア
・ベルナルド・アンドレ:孔雀たちの庭園
・ジョン・トーマス:グランド・デュエット
・アンドリュー・クリーガン:ゴーウィング・ウェスト
・キャロライン・リゾット:ラガ
・エリック・クラプトン/ケヴィン・フォックス編:サイン
ジェニファー・スウォーツ(ハープ)
ロリ・ジェメル(ハープ)
録音時期:2007年12月19-21日
録音方式:デジタル
Powered by HMV
クリスティの名盤、啓蒙主義時代の珠玉のフランス声楽作品
クリスティが主宰するアカデミー「声の庭」に参加している選ばれし若手声楽家たちによる、啓蒙主義時代のフランスの声楽作品へのいざない。後のフランス・オペラの世界の原点を見るような内容です。
2002年にレザール・フロリサンが始めた声楽家のアカデミー「声の庭」は2年ごとに開催され、毎回250〜300人が応募する中から6、7人が選ばれます。彼らはクリスティが実際にフランスで住んでいる城館に住み、徹底的に訓練を受け、その後レザール・フロリサンと共に世界の舞台を経験するという夢のようなアカデミーです。この演奏はその6回生たちによるものです。第7回生は2016年10月に来日し、「イタリアの庭で」と題した公演で絶賛されました。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:「イポリートとアリシ」から
● ラモー:「エベの祭典」第1アントレ「詩」から
● ラモー:「ダルダニュス」から
● ラモー:「優雅なインドの国々」から
● ラモー:カノン「笑いから離れ」
● ラモー:カノン「起きろ、際限なく寝る奴め」
● ドーヴェルニュ:「死に行くエルキュル」から
● ドーヴェルニュ:「ヴェネツィアの女」から
● カンプラ:「優雅なヨーロッパ」第2アントレ「フランス」から
● モンテクレール:「ジェフテ」プロローグから
● ラコ・ド・グランヴァル:カンタータ「何もない」
● グルック:「改心した酒飲み」から
ダニエラ・スコルカ(ソプラノ)
エミリ・ルナール(メゾ・ソプラノ)
ベネデッタ・マッズカート(アルト)
ザカリー・ワイルダー(テノール)
ヴィクトル・シカール(バリトン)
シリル・コスタンツォ(バス)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音:2013年3月29-31日、パリ(デジタル)
Powered by HMV
現代くらい、緑が求められている時代も、これまであまりなかったと思われます。確かに理屈抜きで、生活の周辺に緑の少ないことは、味気ありません。だからこそ、緑づくりに人々が精を出すのでしょう。造園辞典のように広い意味での造園関係の言葉を集大成したものは、立派なものがあります。しかし、庭づくりの場所、いわゆる、現場で使ったりするような言葉だけを集めた簡単な用語集というものは、あまり見受けません。そこで、この本を企画したのです。
本書では、どんな樹種や草花にはどんな手入れが必要か、また見方を変えて何月にはどんなことを心掛ければよいかなど、専門家がわかり易く図解で説明します。