日本庭園における眺望は、風景を遠望する行為から発達した。それは平安貴族の別業(別荘)の選定条件となり、浄土庭園では不可欠なものとして展開する。本書は、庭園遺跡の発掘をもとに、古代人の景観眺望に対する意識を分析する。
言語の写真法=速記術が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。
言語の写真法=速記術が残した稀代の物語遺産を初めて当時の文章と挿絵で再現する全集。
第1回2012年4月から足掛け3年。全7回を完全収録。
落語の中興の祖と言われ、新作落語を数多く創作した三遊亭圓朝作。
圓朝作品はいまでも落語界、歌舞伎界、映画界で演じられていますが、中でも怪談噺の「真景累ヶ淵」は
夏になると必ず高座にかかる人気作品です。
この「真景累ヶ淵」を、古今亭志ん輔が自身の独演会で、独自の演出を加えて全段口演に挑戦。この貴重な音源をCD化しました。
<収録内容>
(予定)
Disk.1 発端 〜お園殺し
Disk.2 新五郎捕縛 〜豊志賀の死
Disk.3 お久 新吉の道行 〜お累との祝言
Disk.4 勘蔵の告白 〜惣右衛門の死
Disk.5 甚蔵の強請り 〜花車奮闘
Disk.6 富五郎逃亡 〜観音堂 母と惣吉
Disk.7 戸ヵ崎村煮売屋での修羅場 〜終局
景観を構成する要素、ランドスケープ・デザインの視点から世界の庭園型墓地を中心に紹介。わが国の今後の墓地形態、循環利用、永続的利用のあり方を探る。オリジナル写真・図版500点以上収録。
大名庭園が語られるとき、お殿様がいた近世に注目が集まるのに対し、近代はまったく忘れられてきたのではないか?ところが幕末維新を経て、明治・大正・昭和という激動の時代をくぐりぬけるあいだに、庭園自体も、その都市のなかでの位置づけも、大きな変容をとげている。そして現在流布している各庭園のイメージは、じつは近代に形作られたといってよい。こうした問題意識から、大名庭園のいまを知るために決して見落とすことができない近代の歴史を掘り起こす。
中国建築史の泰斗、田中淡が拓いた世界。中国や欧米をはじめ国外においても重視される、最高レベルにあり続けた田中の中国建築・庭園史研究。没後十年を経ても価値の全く衰えない、その成果の核心たる研究論文を中心に収録。
ロンドン建築史話10章。今世紀初め未曽有の発展をとげた世界有数の散開型都市の変遷を、独自の観察眼と哲学、また文学的エピソードを付しながら深い愛情をこめて親しみやすく語る。英国人を驚嘆させた都市論のお手本として、都市と人間のかかわりを知る上で恰好の書。
庭園と建屋との「ありやう」は、所詮そのフィジカルで人工的な「見せかた」と、自然に備ったヒトの目による生理的・心理的な「見えかた」に帰するのである。本書は著者が「日本庭園と建屋の関連に関する一連の研究」として1988年度日本デザイン学会論文賞を受賞した著作を基にまとめられたものである。
全国100余ヵ所の伝統的庭園を650枚の写真・図版を使い解説。