中世びとが追い求めた理想郷=庭園。足利義政が現実の政治から逃れて造った東山山荘(銀閣寺)、そのモデル西芳寺(苔寺)をはじめ代表的な庭園をわかり易く解説。河原者の活躍、名園の木石略奪などのエピソード満載。
ノスタルジックなポップスをハウスによって現代サウンドに変えてしまったセント・エチエンヌのデビュー作。ビーツ・インターナショナル同様レゲエのアイデアをうまく取り入れ、ワン・パターンになりがちなハウス・ミュージックをおもしろくしている。
日テレの長寿番組『笑点』の司会で国民的人気を得た“五代目”圓楽の独演会シリーズ。昭和52年から55年にかけて上野鈴本演芸場で行なわれた演目で、実力者ならではの軽快な語りで聴く者を惹きつける。
庭を作り、古典と向き合つて三十年。多数のイラスト・写真とやさしい解説で、従来の抽象的な解釈を超えた日本庭園の新たな見方・作り方を提示。
乳幼児期の子育てでもっとも大切なのが、基本的な生活習慣を身につけさせること。ほかの子どもと比較して、ついあれもこれもとなりがちですが、それでは親子ともストレスがたまるばかりです。この本では食事、睡眠、排せつ、着脱衣、清潔の5つの基本的な生活習慣を子どもの成長に合わせて無理なくしつける方法を、イラストでわかりやすく解説しています。子どもの自立しようとする気持ちを大切にした子育てで、子どもの日々の成長がうれしくなる一冊です。
伝統と憧れの「禅の庭」を部屋で気軽につくるひととき。
あなたが実際に訪問できる至高のオープンガーデン13etc.
志ん生に入門し、師匠ゆずりの艶噺や廓噺を継承し、手話落語など、独自の世界を作り上げている圓菊の、円熟の人情話。志ん生が得意としたネタを収録。爆笑を誘いほろりとさせる至芸だ。
大好評の“圓菊GINZA LIVE”の初CD化作。早くから得意としてきた「唐茄子屋政談」は、吉原通いから始まる爆笑落語仕立てで、後半のさり気なく“情”や“人生の機微”を盛り込んでゆく人情噺。有名な「饅頭こわい」は、江戸っ子の意地を若々しく熱演。
メーテルリンクの同名の戯曲に基づく3人の作曲家の作品を収録。作曲家の強烈な個性が、同じ素材を全く別個の音楽世界に変容させてしまうことに改めて驚かされる。メータは各々の作品の特徴を踏まえ、持ち前の表現力で劇的性格を力強く描き出している。
レコード各社にまたがっていた名演を新編集でアンソロジーとしてまとめるシリーズの六代目圓生編。同時代の人気者、志ん生とは対照的に、実直でケレン味のない話芸で、古典落語を端正に演じ、昭和30〜40年代を通じて名演を残した。昭和48年3月9日に昭和天皇の前で口演したことで知られる十八番中の十八番が1の「お神酒徳利」。その直前1月の脂の乗った名演が収録されている。2の「一人酒盛」も酔いの描写に冴えを見せる大得意。怪談噺では4の「真景累ヶ渕」、5の「牡丹燈籠」といった大ネタを選出。語り口にベタついたところがないので、余計にひんやりとした怖さが引き立っている。また、大名人になってからもナンセンスな禁演噺をちょくちょく採り上げていて、その中からは2の「蛙茶番」、8の「錦の袈裟」が面白い。さらりと小気味が良くて、ベタな下品さが出ないので噺本来の魅力が無理なく伝わってくる。10の「寝床」、11の「小言幸兵衛」あたりはまさに落語のスタンダード。入門には持ってこいだろう。聞き慣れないタイトルの13の「寄席育ち」は圓生が自ら人生を語った随談。貴重な一編だ。15の「四宿の屁」、16の「艶笑小噺」あたりはボーナス・トラック的な収録のナンセンスな小咄だが、こういうオチも粋でいい。